Version: 2022.3
言語: 日本語
マネージプラグイン
デスクトップ向けのプラグインのビルド

ネイティブプラグイン

Unity はネイティブプラグインをサポートしています。これは、C、C++、Objective-C などの言語で記述できるネイティブコードのライブラリです。プラグインを使用すると、C#で記述したコードからこれらのライブラリの関数を呼び出すことができます。この機能により、Unity はミドルウェアライブラリや既存の C/C++ コードと統合できます。

ネイティブのプラグインは、C# スクリプトが他のユーザースクリプトにアクセスする簡単な C インターフェースを提供します。また、 ある低レベルのレンダリングイベントが発生したとき (例えば、グラフィックススデバイスを作成したときなど) に、ネイティブプラグインによってエクスポートされた関数を呼び出すことも可能です。詳しくは、低レベルのネイティブプラグインインターフェース を参照してください。

ネイティブプラグインの例として、Native Renderer Plugin を参照してください。

ネイティブプラグインの使い方

ネイティブプラグインを使用するには、以下を行います。

  1. 必要な機能にアクセスするための関数を C 言語ベースで記述します。
  2. ライブラリにコンパイルします。
  3. Unity で、ネイティブライブラリの関数を呼び出す C# スクリプトを作成します。

ネイティブプラグインは、ターゲットプラットフォームのネイティブコードのコンパイラーでビルドされます。プラグイン関数は C 言語の呼び出しインタフェースを使用するため、名前マングリングの問題を避けるために、C リンケージで関数を宣言する必要があります。

1 つの機能を持つ非常に簡単なネイティブライブラリに、以下のようなコードがあるとします。

float ExamplePluginFunction () { return 5.0F; }

このコードに Unity 内からアクセスするには、以下の C# スクリプトを使用します。

using UnityEngine;
using System.Runtime.InteropServices;

class ExampleScript : MonoBehaviour {
    #if UNITY_IPHONE
    //  iOS では、プラグインは静的に実行ファイルに
    // リンクしているので、ライブラリ名として __Internal を
     // 使用しなければなりません。
    [DllImport ("__Internal")]
    #else
    //他のプラットフォームでは、プラグインを動的に読み込んで
    // いるので、プラグインの名前を動的ライブラリに渡します。
    [DllImport ("PluginName")]   
    #endif
    private static extern float ExamplePluginFunction ();

    void Awake () {
       // プラグイン内部で FooPluginFunction を呼び出します。
      //  5 をコンソールに表示します。
        print (ExamplePluginFunction ());
       }
    }

その他の情報

プラグインでレンダリングを実装する方法など、ネイティブプラグインを使用してサードパーティのコードライブラリと相互作用する方法については、以下のページを参照してください。

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