アセットパッケージのキャッシュの場所のカスタマイズ
Package Manager は、アセットストアから取得したアセットパッケージのキャッシュを管理します。
注意このキャッシュは、Package Manager が UPM パッケージに使用する グローバルキャッシュ とは別のキャッシュです。
Package Manager は、アセットパッケージのキャッシュをデフォルトの場所に保存します。この場所はオーバーライドできます。このキャッシュの場所をオーバーライドする理由は、以下のいくつかが考えられます。
- 内蔵ドライブのスペースを節約したい。
- 他のユーザーがアクセスできる共有ドライブにキャッシュを保存したい。
- システムディレクトリに存在しないフォルダーにキャッシュを保存したい。
デフォルトでは、Package Manager はアセットパッケージのキャッシュに以下のフォルダー構造を使用します。
<asset-store-cache-root>
└── Asset Store-5.x
└── <subfolders for Asset Store vendors>
アセットパッケージのキャッシュのデフォルトの場所については、ダウンロードしたアセットパッケージファイルの場所 を参照してください。
アセットパッケージのキャッシュのデフォルトの場所をオーバーライドするには、以下の方法を使用できます。
- Preferences ウィンドウ。簡単で永続的なため、推奨される方法です。この方法でパッケージキャッシュの場所を変更すると、Unity は現在のセッションと将来のセッションの設定を保存します。
-
ASSETSTORE_CACHE_PATH環境 変数。永続的ではありませんが、上級ユーザーにとっては、特定のユースケースで好ましい方法かもしれません。
始める前の重要な注意事項
- どちらの方法を選択しても、キャッシュの場所を変更すると、Package Manager は以降、その場所を使用します。Package Manager が元の場所に保存した既存のパッケージは、元のフォルダー構造に残ります。
- 環境変数の方法でキャッシュの場所を変更した場合、Preferences ウィンドウを使用して場所を変更することはできません。
Preferences ウィンドウを使用する
Preferences ウィンドウ を使用してアセットパッケージのキャッシュのデフォルトの場所をオーバーライドするには、以下のステップに従います。
-
以下のいずれかの方法で、Preferences ウィンドウを開きます。
- Preferences (環境設定) の説明に従って、Unity エディターのメニューを使用します。
- Package Manager ウィンドウを開き、設定アイコン
をクリックし、Preferences を選択します。
Package Manager カテゴリを選択します。
My Assets の下の Cache Location
の横のメニューを開きます。Change Location を選択します。
アセットパッケージのキャッシュの新しい場所を選択します。
環境変数を使用する
自動化や継続的インテグレーションを伴うシナリオでは、設定ファイルや Preferences ウィンドウでの設定は現実的ではなく、エラーが発生しやすくなります。このような場合は、ASSETSTORE_CACHE_PATH 環境変数を設定して、アセットパッケージのキャッシュのデフォルトの場所をオーバーライドすることを検討します。
重要: この方法を使用する場合は、以下のガイドラインに従ってください。
- 環境変数を設定する前に、Unity エディターと Unity Hub をすでに実行している場合は、これらを閉じます。
- 環境変数を設定したのと同じコマンドプロンプトまたは端末セッションから Unity エディターまたは Unity Hub を起動します。
- Unity を起動するたびに
ASSETSTORE_CACHE_PATH環境変数を設定する必要があります。
環境変数の設定については、OS のドキュメントを参照してください。環境変数については、https://en.wikipedia.org/wiki/Environment_variable を参照してください。