Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
リフレクションの最適化
Reflection Probe Inspector ウィンドウのリファレンス

リフレクションのトラブルシューティング

ボックス投影

通常、リフレクションキューブマップは所定のオブジェクトから無限の距離にあると想定されます。オブジェクトが回転すると、キューブマップの別の角度が表示されますが、反射されている周囲環境に対してオブジェクトが近づいたり遠のいたりすることはできません。これは、多くの場合に、屋外のシーンで非常に良好に機能しますが、屋内のシーンではその制限が示されます。部屋の内壁は、明らかに無限の距離にあるわけではなく、オブジェクトに近づくにつれて壁のリフレクションは大きくなります。

Box Projection オプションを使用すると、プローブから有限距離のリフレクションキューブマップを作成できます。これにより、キューブマップの壁からの距離に応じて、オブジェクトがさまざまなサイズの反射を示すことができます。周囲のキューブマップのサイズは、プローブの Box Size プロパティで指定された効果範囲によって決まります。例えば、部屋の内部を反映するプローブを使う場合は、部屋の寸法に合わせてサイズを設定する必要があります。

ビルトインレンダーパイプラインでは、Project Settings > Graphics > Tier Settings で、任意のグラフィックスティアに対してグローバル__ボックス投影__を有効にすることができます。無限の投影を行う場合は、Reflection Probe インスペクターで個別の反射プローブに対してこの設定を無効にすることができます。

ボックス投影オプションを使用して視差の問題を修正
ボックス投影オプションを使用して視差の問題を修正

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