Fixed Joint は、オブジェクトの動きが別のオブジェクトの動きに依存するよう制限します。これは、親子関係に少し似ていますが、トランスフォーム階層ではなく、物理特性によって実装されています。親子関係を設定せずに 2 つのオブジェクトの動きを関連付けたい場合や、オブジェクトどうしを簡単に分離したい場合に、有用です。
Fixed Joint は、階層の変更をスクリプトで記述しなくても目的の効果が得られるため便利です。その代わりに、固定ジョイントを使用するすべてのオブジェクトにリジッドボディを使用する必要があります。
| プロパティ | 機能 |
|---|---|
| Connected Body | ジョイントが依存するリジッドボディへの任意の参照。設定しない場合は、ジョイントはワールド座標 (何もない空間) に接続されます。 |
| Connected Articulation Body | ジョイントが依存する ArticulationBody への任意の参照。設定しない場合は、ジョイントはワールド座標 (何もない空間) に接続されます。 |
| Break Force | 接続を解除するために必要な力。 |
| Break Torque | 接続を解除するために必要なトルク。 |
| Enable Collision | 有効にすると、ジョイントで接続された物理ボディ間の衝突が可能になります。 |
| Enable Preprocessing | 無効にすると、実現不可能な設定 (制約を満たせない状況) を安定させる働きをします。 |
| Mass Scale | リジッドボディの反転した質量と慣性テンソルに適用するスケールで、0.00001 から無限大までの範囲で設定できます。これは、質量が大きく違う 2 つのリジッドボディをジョイントで接続する場合に便利です。接続されたリジッドボディの質量が近いと、物理ソルバーはより良い結果を出します。接続されたリジッドボディの質量が異なる場合は、このプロパティと Connect Mass Scale プロパティを使用して、偽の質量を適用して互いにほぼ等しくなるようにします。これにより、高品質で安定したシミュレーションが可能になりますが、リジッドボディの物理的な動作は少なくなります。 |
| Connected Mass Scale | 接続されているリジッドボディの反転した質量と慣性のテンソルに適用するスケールで、0.00001 から無限大の範囲です。 |
FixedJoint