専用 Inspector は、特定のゲームオブジェクト、Unity コンポーネント、またはアセットのための専用の Inspector ウィンドウです。シーンやプロジェクトで他のアイテムを選択しても、Inspector を開いたアイテムのプロパティが常に表示されます。
専用 Inspector は、以下の点を除いて、通常の Inspector と同様に動作します。
専用 Inspector は、数に上限なく開くことができます。専用 Inspector はフローティングウィンドウで開かれ、他のウィンドウと同じように 再配置、ドッキング、サイズ変更 ができます。
プロジェクトを閉じるときに、開いていた専用 Inspector は保存され、再び開いたときに復元されます。
専用 Inspector を開くには、検査対象に応じていくつかの方法があります。
Unity は、専用 Inspector を現在開いているウィンドウのリストに追加します (メニュー: Window > Panels > [LIST OF OPEN WINDOWS])。
リストから専用 Inspector を選択すると、その Inspector が手前に表示されます。
1 つのゲームオブジェクトまたはアセットに専用 Inspector を開くには、以下を行います。
あるいは、ゲームオブジェクトやアセットを選択して、以下のいずれかの操作を行います。
新しいウィンドウで専用 Inspector が開きます。
複数のゲームオブジェクトやアセットに専用 Inspector を開くには、以下を行います。
Unity は、選択された各アイテム専用の Inspector タブを持つ 1 つの新しいウィンドウを開きます。
下の画像は、2 つのゲームオブジェクトと 1 つのアセットという 3 つの選択されたアイテム (左) と、それらの専用 Inspector を開くときに表示されるウィンドウ (右) を示しています。
ゲームオブジェクトのコンポーネントのうちの 1 つに専用 Inspector を開くには、以下を行います。
これは、頻繁に編集するプロパティに便利です。例えば、他のプロパティは変更せずに、ゲームオブジェクトを頻繁に移動させたい場合があります。そのような場合、Transform コンポーネントの専用 Inspector を開きます。
下の図は、Camera を通常の Inspector で開き (1)、その Transform コンポーネントを専用 Inspector で開いています (2)。専用 Inspector のタブヘッダーには、コンポーネントが属するゲームオブジェクトの名前が表示されています。
ゲームオブジェクトが参照プロパティを持っている場合、参照しているゲームオブジェクトやアセットの専用 Inspector を開くことができます。
Hierarchy ウィンドウや Project ウィンドウでマウスオーバーしてポインターを合わせたアイテムに、専用 Inspector を開くショートカットを設定することができます。
PropertyEditor > OpenMouseOver コマンドにキーボードショートカットを割り当てるには、Shortcuts Manager を使用します。
この機能は、現在の選択範囲に影響を与えずに、ある項目に専用 Inspector を開きたい場合に便利です。
専用 Inspector にプロパティが表示されているアイテムを探すには、以下のいずれかの操作を行います。