ライト
Lights は、物体と、その物体が落とす影のシェーディングを決定することになるので、描画処理の根本的な部分になります。Unity のライティング概念について、より詳細な情報はマニュアルの ライティング と ライティングウィンドウ のセクションを参照してください。
プロパティー
| プロパティー: | 説明: |
|---|---|
| Type | 現在のライトの種類です。使用可能な種類は Directional、Point、Spot そして Area になります(これらの種類の詳細に関しては ライティング概要 を参照してください)。 |
| Baking | ここでは Baked GI が選択されている場合に、ライトを焼き付けるかどうか選べます。Mixed も焼き付けできますが、実行ときスタティックではないオブジェクトには、まだ直接光しかあたりません。Precomputed Realtime GI の場合でも、GI を使っていない時でも、どちらでもリアルタイム処理できます。ライトマップと焼き付けに関して詳細情報が必要な場合は、マニュアルの ライティングウィンドウ セクションを参照してください。 |
| Range | オブジェクトの中心から放出される光の範囲。「 Point 」/「 Spot 」のみ。 |
| Spot Angle | 円錐の角度を決定します（単位: °）。「 Spot 」のみ。 |
| Color | 放出される光の色。 |
| Intensity | ライトの明るさです。Point、Spot それに Area ライトのデフォルト値は 1 ですが、Directional ライトのデフォルト値は 0.5 です。 |
| Bounce Intensity | これにより、間接光の強さを調節できます(例えば、ある物体から他の物体に反射する光など。GI システムで計算されるデフォルトの明るさ値は、複数あります;反射の強さの値を1よりも大きくすると、反射光はより明るくなりますし、値を1より小さくすると、暗くなります。例えば、影の中にあって暗い表面(洞窟の内部など)は、ディティールを見えるようにするには、明るくレンダリングしなくてはなりません。また別の場合、全体へはリアルタイム GI を事前計算して使いたいが、ダイレクトライトのみにしたい場所では、単一のライトに制限したい場合、反射の強さを 0 に設定することができるので、これは便利な仕組みだと思います。より詳細な情報はマニュアルの ライティングウィンドウ セクションを参照してください。 |
| Shadow Type | このライトが落とす影を Hard Shadows、Soft Shadows もしくは no shadows から設定できます。 |
| Baked Shadow Radius | 影が有効な場合、ポイントライト、もしくはスポットライトから落とされた影の縁部分に、このプロパティーで、いくらか疑似的なぼかし処理を追加します(理論的には、ポイントを起点とするライトは、完璧にシャープな影を落としますが、このシチュエーションは、自然界ではほとんど起こりません)。 |
| Baked Shadow Angle | 影が有効な場合、ディレクショナルライトから投影される影の縁部分に、このプロパティーでいくらか疑似的なぼかし処理を追加します(理論的には、本当に “directional” な発生源からの平行光線は、完璧にシャープな影を落としますが、自然界の光源は、そんな厳密な挙動はしません) |
| Draw Halo | チェックを入れると、ライトから球状の光輪が Range と同じ半径で描画されます。Halo コンポーネントのページも参照してください。 |
| Flare | ライトの位置でレンダリングされる フレア へのオプションの参照。 |
| Render Mode | ライトの重要度。これはライティングの正確さとパフォーマンスに影響するので、以下にある Performance Considerations を参照してください。オプションとして、Auto (レンダリングメソッドが、近くにあるライトの明るさと、現在の 画質設定 を考慮し、実行時に決定する)、Important (ライトは、常にピクセル単位で描画される)、それと Not Important (ライトは、常に高速な頂点/オブジェクトライトモードで描画される)があります。豪華なビジュアルエフェクトの多くは、Important モードしか使えません(例えばプレイヤーの車のヘッドライトなど)。 |
| Culling Mask | オブジェクトのグループがライトの影響を受けないように選択的に排除するのに使用されます。レイヤー 参照。 |
詳細
アルファチャンネルを含むテクスチャを作成し、ライトの「 Cookie 」に割り当てることができます。Cookie はライトから投影されます。Cookie のアルファマスクは光の量を調節し、面上の明るい点と暗い点を作成します。シーンに複雑さや雰囲気を付け加えるのに便利です。
Unity の 旧シェーダーコード はすべてどの種類のライトともシームレスに機能します。しかし、VertexLit シェーダーは、Cookie や Shadow を表示できません。
すべてのライトをオプションで影をキャストすることができます。個々のライトの Shadow Type プロパティーに対して、Hard Shadows または Soft Shadows のいずれかを選択して行います。シャドウの詳細については、影 を参照してください。
ディレクショナルライトのシャドウ
ディレクショナルライトからの影は、ディレクショナルライトの影 で徹底的に説明されています。フォワードレンダリングが使用されている場合、クッキーをともなうディレクショナルライトの影は、無効になっている事を忘れないでください。ただし、その様な場合でも fullforwardshadows タグを使用することで、影を有効にしたカスタムシェーダーを書くことは可能です; 詳細は、ディレクショナルライトの影 を見てください。
ヒント
- Cookie のあるスポットライトは、窓から光を差しこませる場合に極めて効果的です。
- 低密度のポイントライトは、シーンに深みを与えるのに適しています。
- 最大の性能を得るには、旧シェーダーコード シェーダーを使用します。このシェーダーは、頂点ごとのライティングのみ行い、ローエンドカードの場合はスループットが非常に高くなります。
- オートライトはライトマップされたオブジェクトに対し、追加の照明を用いることなくダイナミックシャドウを投影する。このためにはライトマップの焼き込みを行う時点でオートライトを有効にする必要性がある。無効の場合リアルタイムのライトとしてレンダリングされます。