Unity WebGL はすべての主要なデスクトップブラウザをある程度 (8)サポートしています。しかし、サポートレベルや予想されるパフォーマンスはブラウザ間で異なります。以下に Unity WebGL コンテンツで重要となるブラウザの特徴と、ブラウザがそれらをサポートしているかについて、大まかに列挙したマトリクスを作成しました。
Unity WebGL コンテンツは現在モバイル端末ではサポートされていないことに注意してください。一部端末、特にハイエンドなものでは動くかもしれませんが、大抵の端末は性能不足で Unity WebGL を十分に動かすだけのメモリがありません。そのため Unity WebGL はモバイルブラウザ上で起動しようとすると警告メッセージが表示されます(この機能は必要に応じて無効にすることもできます)。
この互換性マトリクスは特定のバージョンのブラウザで有効なものであることに注意してください。ブラウザの開発は急速に進んでいます。そのため、この表で書かれていることの多くはブラウザの新しいバージョンでは変わる可能性が高いです。
デスクトップブラウザ互換性マトリクス | ||||||
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Mozilla Firefox 42 | Google Chrome 46 | Apple Safari 9.0 | MS Internet Explorer 11 | MS Edge 13 | ||
Unity WebGL コンテンツを実行するのに必要な WebGL Support 能力 | X (1) | X (1) | X (Safari 8 以降) | X (IE 11 以降) | X | |
Web Audio Web Audio API は Unity WebGL コンテンツの音声を再生するのに必要です。 | X | X | X | - | X | |
フルスクリーンサポート | X | X | - (2) | X | X | |
カーソルロックサポート | X | X | - | - | - (3) | |
ゲームパッドサポート | X | X | - | - | X | |
データキャッシュ要素で使用するローカルストレージで必要になる IndexedDB です。PlayerPrefs クラス、WWW.LoadFromCacheOrDownload を使用するのに必要です。 | X (4) | X | X (4) | X | X | |
Networking で必要になる WebSocket | X | X | X | X | X | |
WebCamTexture クラスで使用する WebRTC | X | X | - | - | X | |
WebGL 2.0 | - (5) | - | - | - | - | |
asm.js AOT コンパイル asm.js はブラウザを明確に最適化するための JavaScript のサブセットです。 asm.js サポートを実装している ブラウザは Unity が asm.js を使用することにより Unity WebGL コンテンツの高速実行が見込めます。 | X | - | - | - | X | |
注意点 | (6) | (7) |
脚注