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グラフィックハードウェアの性能とエミュレーション

シーンを最終的にレンダリングするグラフィックスハードウェアは シェーダー と呼ばれる専門のグラフィック言語で制御されます。ハードウェアの性能は時間とともに段階的に向上してきており、各段階で導入された一般的なひとまとまりの機能が シェーダーモデル として知られています。より長いシェーダープログラムやより強力な分岐命令、その他の機能のために段階的にシェーダーモデルのサポートが追加されていき、これらの改善はゲームのグラフィックスでともに改善されてきました。

Unity は現在グラフィックハードウェアの Shader Model 2Shader Model 3 のシェーダーモデルをサポートしています。各モデルを実装するグラフィックカードは以下になります。

シェーダーモデル 2

  • 2003 年製の NVIDIA カード (GeForce FX)
  • 2004 年製の AMD カード (Radeon 9500)
  • 2005 年製の Intel カード (GMA 900)
  • モバイル: OpenGL ES 2.0–3.0
  • コンソール: Xbox 360、Xbox One、PS3、PS4、Wii U

シェーダーモデル 3

  • 2004 年製の NVIDIA カード (GeForce 6)
  • 2005 年製の AMD カード (Radeon X1300)
  • 2006 年製の Intel カード (GMA X3000)
  • モバイル: OpenGL ES 3.0
  • コンソール: Xbox 360、Xbox One、PS3、PS4、Wii U

さらに、Unity で使用されるグラフィック効果 (例えば Image Effects ) も 深度テクスチャ を必須とします。深度テクスチャのサポートするカードは以下になります。

シェーダーモデル 2

  • 2004 年製の NVIDIA カード (GeForce 6)
  • 2004 年製の AMD カード (Radeon 9500)
  • 2006 年製の Intel カード (GMA X3000)
  • モバイル: 深度テクスチャをサポートした OpenGL ES 2.0–3.0
  • コンソール: Xbox 360、Xbox One、PS3、PS4、Wii U

シェーダーモデル 3

  • 2004 年製の NVIDIA カード (GeForce 6)
  • 2005 年製の AMD カード (Radeon X1300)
  • 2006 年製の Intel カード (GMA X3000)
  • モバイル: 深度テクスチャをサポートした OpenGL ES 2.0–3.0
  • コンソール: Xbox 360、Xbox One、PS3、PS4、Wii U

シェーダーモデルエミュレーション

Unity はあなたのグラフィックカード、ゲームで使うベストの下位のシェーダーモデルを提供し、レンダリングできるようにします。これは開発中、古いマシン上でグラフィックスがどのように見えるか確認するのに便利です。

グラフィックエミュレーションレベルを選択するには、メニューから Edit > Graphics Emulation に移動します。使用できるオプションは、現在あなたが Build Settings でターゲットにしているプラットフォームによって使用できるオプションが変更されることに注意してください。デスクトップマシン用として、 Shader Model 2Shader Model 3 がエミュレーションモデルとして現れ、モーバイル用としては OpenGL ES 2.0 のみを選択できます。 No Emulation を選択すれば、ハードウェアのすべての機能を復元することができます。もしあなたの開発マシンが特定のシェーダーモデルをサポートしていない場合には、グラフィックスエミュレーションメニューには表示されません。

エミュレーションはグラフィックス機能をすぐに確認するための方法ですが、実際のハードウェア上であなたのゲームをテストする必要があります。これは特定のグラフィックスカード、オペレーティングシステムまたはドライバのバージョンにおける実際の性能と動作の癖を明らかにします。

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