ゲームオブジェクトの配置
ゲーム作成時に、各種オブジェクトを置くことになるでしょう。
移動、回転、拡大縮小
ツールバーのトランスフォームツールを使用して、個々のゲームオブジェクトを移動、回転、拡大縮小します。それぞれに、シーンビュー内で選択したゲームオブジェクト周辺に表示される対応するギズモがあります。マウスを使用し、ギズモ軸を操作して、ゲームオブジェクトの Transform コンポーネントを変更したり、インスペクターのトランスフォームコンポーネントの数字フィールドに直接値を入力できます。この3つのトランスフォームモードのどれもショートカットキーが対応していて、W キーが移動、E キーが回転、R キーが拡大縮小です。また、T キーが RectTransform です。（ RectTransform は標準のゲームオブジェクトを配置するものではなく、UI要素を配置する際に使用します。詳細は 基本的なレイアウトを参照してください。）
Translate ギズモの中心には3つの箱があり、これを使えばオブジェクトを 1 つの平面ずつドラッグして操作できます（すなわち軸のひとつを固定したまま残りの二つの軸を同時に操作できます）。3 ボタンマウスの場合、中央ボタンをクリックして、最後に調整した軸(黄色に変わります)を直接クリックせずに調整できます。シフトを押しながらTranslate ギズモの中心をクリックしてドラッグするとシーンビューのカメラから見える面の方向でオブジェクトを移動させることができます。
回転ツールを選択すると、オブジェクト周辺に表示されているワイヤーフレームのスフィアギズモの軸をクリックや、ドラッグすることでオブジェクトを回転することができます。移動ツールを使用しているとき最後に変更した軸は黄色になり、マウスの中心ボタンをクリックし、ドラッグすることでさらに調整することができます。赤、緑、青のサークルは、移動モードで表示される赤、緑、青軸の周りでの回転をするものと考えてください（赤が x 軸、緑が y 軸、青が z 軸を表しています）。つまり、一番外側にあるサークルが、シーンビューの z 軸を中心にオブジェクトを回転させるのに使用されます。これはスクリーン空間での回転と考えることができます。
拡大・縮小ツールを使用すると、クリックしてからギズモの中心の立方体にドラッグすることで、一度にすべての軸に対して均等にオブジェクトを拡大・縮小することができます。
2DモードではZ軸はギズモを使用してシーン内で変更することはできないので注意してください。しかし、他の目的のためにある種のスクリプト技術からZ軸を使用することはできますので、そのような場合はインスペクター上からZ軸を設定できます。
ゲームオブジェクトの変形の詳細については、Transform ページを参照してください。
ギズモの表示切替
Gizmo Display Toggle は、トランスフォームギズモの位置を定義します。
位置
- Center は、オブジェクトのレンダリングバウンドの中心にギズモを配置します。
- Pivot は、メッシュの実際のピボット点にギズモを配置します。
回転
- Local は、オブジェクトの回転に対して、ギズモの回転を維持します。
- Global は、ギズモをワールド空間に固定します。
Unit Snapping
移動ツールを使用して、ギズモ軸をドラッグしたまま Control キー (Mac の場合、Command) を押して移動させると、Snap Settings で定義された分ごとにスナップできます。
メニュー Edit->Snap Settings… を使用して、スナッピングごとの距離の単位を変更できます。
表面スナップ
移動ツールを使用して、中心をドラッグしたまま、Shift と Control キー (Mac の場合、Command) を押すと、コライダー の交差部にオブジェクトをスナップできます。これによって、オブジェクトを素早く正確に配置できます。
Look-At Rotation
回転ツールを使用して Shift と Control キー (Mac の場合、Command) を押したままにすると、Collider の表面の点に対して、オブジェクトを回転できます。これにより、それぞれに対するオブジェクトの方向をシンプルに操作できます。
頂点スナップ
Vertex Snapping 機能を使用して、ワールドをより簡単に組み立てることができます。この機能は非常にシンプルですが、便利な Unity のツールです。任意のメッシュの頂点を選択し、その頂点を、クリックして選択したほかのメッシュの頂点と同じ位置に配置できます。
この機能を使えば、ワールドを素早く組み立てることができます。例えば、レースゲームで高精度の道路を置いたり、メッシュの頂点にパワーアップアイテムを追加したりできます。
Unity での Vertex Snapping は非常に簡単です。次の手順で使用できます。
- 操作したいメッシュを選択し、トランスフォームツールがアクティブになるのを確認します。
- V キーを 押したまま にすると、Vertex Snapping モードが起動します。
- ピボット点として使用したいメッシュ上の頂点にマウスのカーソルを合わせます。
- カーソルを任意の頂点に合わせたら、左ボタンを 押したまま にし、メッシュを別のメッシュ上の頂点の隣にドラッグします。
- うまくいったら、マウスのボタンと V キーを離します。
- Shift-V で、この機能のオンオフを切り替えることができます。
- 頂点から頂点、頂点から表面、ピボットから頂点へとスナップできます。