広大で複雑なシーンで作業をするとき、特定のオブジェクトの検索ができると便利です。Unity の 検索 機能を用いることで、みたいオブジェクトやオブジェクトのグループをフィルタリングすることができます。アセットの名前、コンポーネントの種類、アセットの ラベル によって検索することもできます。検索ドロップダウンメニューから選択することで検索モードを指定できます。
シーンビュー、Hierarchy ウィンドウそれぞれに検索フィールドがあり、オブジェクト名で検索をかけることができます。これら 2 つのビューは同じオブジェクト群を異なる形式で表示しているに過ぎないので、どんな検索クエリも同時に両方の検索フィールドに現れ、両方のビューに適用されます。また各ビューとも、検索時は表示が通常と若干異なります。シーンビューでは検索にかからないオブジェクトがグレー表示され、Hierarchy ウィンドウでは、階層的な情報の表示はせずに、オブジェクトの名前だけが列挙されます。
検索フィールド右側の小さな X ボタンは検索クエリを削除してビューを通常の状態に戻します。ボックスの左側にあるメニューでは、オブジェクトを名前でフィルタリングするか、種類でフィルタリングするか、あるいは両方同時にするか選択できます。
検索フィールドは Project ウィンドウにもあります。検索はシーン内のゲームオブジェクトではなくアセットに対して行われます。
アセットの検索では名前と種類以外に、ラベル で検索することもできます。ラベルとは、特定のアセットをグループ化するために使用する短いテキストです。Project ウィンドウの左から 2 番目のラベルボタンをクリックすると、一番上に入力フィールドがついた既存ラベルのメニューが表示されます。次に、アセットに特定のラベルを割り当てます。例えば、すべての車両のアセットに Vehicle のラベルを加え、容易に検索することができます。アセットへのラベル付けは、インスペクターの下部にある Asset Labels フィールドから行えます。
テキストボックスでは既存のラベルを検索したり、新しいラベルのテキストを入力したりすることができます。入力中にスペースバーや Enter キーを押すと新しいラベルをアセットに追加できます。現時点でアセットに適用されているラベルはメニュー中で左側にチェックマークが付きます。適用中のラベルはメニュー中で「選択」すれば外すことができます。どのアセットにもどれだけラベルを付けても構わないので、同じアセットが複数のラベルによってグループ分けされている状況も起こり得ます。
より詳細な情報はインスペクターウィンドウを参照してください。
Quick Search パッケージは高度な検索機能を提供します。Unity 内外のソースを検索し、結果に対してアクションを実行できます。
例えば、Quick Search ウィンドウからアセットを見つけて開いたり、Unity パッケージを見つけてインストールしたり、メニューコマンドを見つけて実行したりできます。
検索の種類ごとに独自の検索プロバイダーがあります。検索プロバイダーは Unity の一部にインデックスを加えたり、または外部リソースに接続し、Quick Search が返す項目に対して実行するアクションを定義します。
Quick Search を起動するには、Alt + ’ ショートカットを使用します。 パッケージがインストールされていない場合は、パッケージをインストールするように求められます。
Quick Search パッケージは Package Manager ウィンドウ からインストールすることもできます。
詳細は、Quick Search のドキュメント を参照してください。