Version: 2021.2
言語: 日本語
WebGL ビルドのデバッグとトラブルシューティング
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WebGL のカーソルロックとフルスクリーンモード

カーソルロック ( Cursor.lockState 使用) とフルスクリーンモード ( Screen.fullScreen 使用) はともに、該当する HTML5 API (Element.requestPointerLock と Element.requestFullscreen) を利用して実装された Unity WebGL によってサポートされています。これらは、Firefox と Chrome でサポートされていますが、Safari では現在使用できません。

WebGL でカーソルロックとフルスクリーンモードを行う方法

セキュリティ上の理由により、ユーザーが発生したイベント (マウスクリックや、キーボードのキーを押す等) に対してブラウザが直接行える操作は、カーソルをロックしたりフルスクリーンモードにすることだけです。残念なことに、Unity には独立したイベントとレンダリングループがありません。そのため、Unity のスクリプトからトリガーされたイベントに、ブラウザがダイレクトにフルスクリーンやカーソルロックのリクエストを許可するまで、イベント処理は保留されます。結果として Unity は、ユーザーが起こした次のイベント(このイベントがカーソルロックかフルスクリーンをトリガーするものでない限り)への要求をトリガーします。

この動作をうまく行うためには、カーソルロックやフルスクリーンをマウスやキーをリリースするイベントの代わりに、マウスやキーを押下するイベントでトリガーします。こうすることにより、リクエストによって次にユーザーが行うイベントを遅延させているときに、ユーザーがマウスやキーをリリースするとトリガーされます。

Unity の UI.Button コンポーネントを使って、Button のサブクラスを作成し、OnPointerDown メソッドをオーバーライドすることで、目的の動作を実現します。

フルスクリーンモードやカーソルをロックする前に、通知や許可を求めるメッセージがブラウザに表示されることがあります。

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