Version: 2021.2
言語: 日本語
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WebGL のオーディオの使用

このページでは、WebGL のオーディオ機能に関する情報のみを提供しています。Unity プロジェクトでオーディオを使用する方法については、オーディオの概要 を参照してください。

Unity WebGL のオーディオ機能は限られており、基本的な機能しかサポートしていません。これは、Unity が通常、プラットフォームのオーディオ管理に FMOD を使用しているためです。ただし、FMOD はスレッドに依存しており、WebGL はこれをサポートしていません。このため、Unity では、内部の Web Audio API に基づいた実装を採用し、ブラウザーでオーディオの再生やミキシングを処理できるようにしています。

対応可能なクラス

Unity WebGL は以下の API クラスをサポートしています。

クラス WebGL サポート状況
AudioSouce WebGL はいくつかの API をサポートしています。具体的なサポート内容については、AudioSource を参照してください。
AudioListener すべての API に対応しています。
AudioClip WebGL はいくつかの API をサポートしています。具体的なサポート内容については、AudioClip を参照してください。
SystemInfo.supportsAudio ブラウザーは WebGL のオーディオサポートを提供しています。このため、 SystemInfo.supportsAudio は常に true です。
Microphone 不対応。

AudioSource

AudioSource API は、以下のような基本的な位置に関するオーディオ再生をサポートしています。

  • ポーズと再開
  • パンニング
  • ロールオフ
  • ピッチ設定
  • ドップラー効果対応

Unity WebGL は、以下の AudioSource API をサポートします。

Properties 説明
Clip 次に再生するオーディオクリップを決定します。
dopplerLevel AudioSource のドップラースケールを設定します。
ignoreListenerPause AudioSource が、AudioListener.pause を無視して、オーディオの再生を継続できるようにします。
ignoreListenerVolume エンドユーザーの AudioSource の音量を無視します。
isPlaying AudioSource.clip が再生されている場合に true を返します。
loop アプリケーションで AudioSource.clip をループさせることができます。
maxDistance AudioSource.clip の減衰が止まる、または聞き取れなくなる最大距離を設定します。
minDistance AudioSource.clip の音量がこれ以上上がらなくなる最小距離を設定します。最小距離を超えると、音が減衰し始めます。
mute AudioSource をミュートします。
pitch AudioSource.clip のピッチを設定します。WebGL は正のピッチ値のみをサポートしています。
playOnAwake Awakeで AudioSource を再生します。
rolloffMode 距離による AudioSource の減衰量を設定します。
time 再生位置を秒単位で設定します。
timeSamples 再生位置をパルス符号変調 (PCM) サンプルで設定します。
velocityUpdateMode AudioSource の更新を固定更新ループで行うか、動的更新ループで行うかを設定します。
volume オーディオソースの音量を設定します (0.0 - 1.0)。
メソッド 説明
Pause AudioSource.clip を一時停止します。
Play AudioSource.clip を再生します。
PlayDelayed AudioSource.clip を、秒単位で指定した遅延時間を付けて再生します。
PlayOneShot AudioClip を再生し、AudioSource の音量を volumeScale でスケールします。
PlayScheduled 指定した時間にオーディオソースを再生します。
SetScheduledEndTime スケジュールされた AudioSource.clip が終了する時間を設定します。
SetScheduledStartTime スケジュールされた AudioSource.clip の開始時間を設定します。
Stop AudioSource.clip の再生を停止します。
UnPause 一時停止した AudioSource.clip を解除します。
PlayClipAtPoint AudioSource.clip をワールド空間の指定された位置で再生します。

AudioClip

Unity WebGL は、広くブラウザでサポートされている AAC 形式の AudioClip ファイルをインポートします。Unity WebGL は、以下の AudioClip API をサポートします。

Properties 説明
length オーディオの長さ (秒単位)。
loadState AudioClip に関連付けられたオーディオデータの現在の読み込み状況を返します。
samples サンプルの AudioClip の長さ。
loadType クリップのロードタイプです。AudioClip のロードタイプは、Inspector で設定できます。
メソッド 説明 追加情報
AudioClip.Create 指定した名前と長さの AudioClip を作成します。 Unity WebGL は、AudioClip.Create を部分的にサポートしています。ブラウザーは動的ストリーミングをサポートしていません。そのため、AudioClip.Create を使用するには、Stream を false に設定してください。
AudioClip.SetData AudioSource.Clip のサンプルデータを設定します。 Unity WebGL は、 AudioClip.SetData を部分的にサポートしています。このメソッドは、AudioClip のコンテンツを置き換えるためにのみ使用できます。WebGL では、Unity は offsetSample パラメーターを無視します。

圧縮オーディオ

To use compressed audio with WebGL in Unity, set the AudioClip loadType to one of the following options:

Compression method 説明  Considerations
CompressedInMemory Use this to compress the audio on disk and have it remain compressed after it loads into your application memory. Compressed audio can cause latency and is less precise when it comes to audio playback. However, compressed audio uses less memory in your application than decompressed audio. It is best practise to use CompressedInMemory for audio that is unaffected by precision for example, background music.
DecompressOnLoad Use this to compress the audio on disk, similar to CompressedInMemory, and decompress when it loads into your application memory. Decompressed audio uses a significant amount of memory compared to compressed audio but has lower latency and more audio flexibility. Use DecompressedOnLoad for audio that is affected by precision (for example, character dialog or sound effects).

オーディオ再生とブラウザーのセキュリティ

セキュリティ上の理由から、ブラウザーは、エンドユーザーがマウスのクリック、タッチイベント、キーの押下などでアプリケーションのウェブページを操作するまで、オーディオの再生を許可しません。ローディングスクリーンを使用して、エンドユーザーがアプリケーションと相互作用できるようにし、主要コンテンツが始まる前にオーディオ再生を開始します。

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