Version: 5.4
アニメーションカーブの使用
複数の動作パーツがあるオブジェクト

カーブの編集

Curve はさまざまなものに使用できます。Unity では曲線を使って編集できる制御がいく種類かあります。

  • Animation ビュー は、アニメーションクリップ のアニメーションするプロパティーの値を経時的に表示し編集するためにカーブを使用します。
Animation ビュー
Animation ビュー
  • スクリプトコンポーネントは、さまざまなものに使用する AnimationCurve 型のメンバー変数を持つことができます。インスペクターでこれらをクリックすると、Curve Editor が開きます。
Curve Editor
Curve Editor
  • オーディオソース コンポーネントは、オーディオソースまでの距離の関数として、ロールオフやその他のプロパティーを制御するため、曲線を使用します。
インスペクターでのAudio Source コンポーネントでの距離関数曲線。
インスペクターでのAudio Source コンポーネントでの距離関数曲線。

これらのコントロールには微妙に差がありますが、 カーブ は、すべて同じ方法で編集できます。ここでは、カーブをナビゲートし編集する方法を説明します。

カーブ上でのキーの追加と移動

キー を置く地点を曲線上でダブルクリックすると、キー を曲線に追加できます。また、曲線上で右クリックして、コンテキストメニューから Add Key を選択することでも キー を追加できます。

いったん置くと、キー をマウスでドラッグできるようになります。

  • キー をクリックして選択します。マウスで選択した キー をドラッグします。
  • ドラッグ中に、キー をグリッドにスナップするには、ドラッグ中に Mac の場合は Command 、 Windows の場合は、 Control を押したままにします。

また、複数の キー を一度に選択することもできます。

  • 複数の キー を一度に選択するには、 Shift を押しながら、キーをクリックします。
  • 選択した キー を解除するには、Shift を押したまま、再度キーをクリックします。
  • 長方形のエリア内のすべての キー を選択するには、何もない所をクリック、ドラッグして長方形を描き、選択エリアを囲みます。
  • Shift を押したままにすることで、既に選択した長方形エリアを維持したまま、他の長方形エリアも選択することができます。

キー を選択して、 Delete を押すか キー を右クリックし、コンテキストメニューから Delete Key を選択して、キー を削除できます。

キーの編集

Curve Editor で直接キーの値を編集する機能は、 Unity 5.1 の新機能です。 Enter/Return か、コンテキストメニューを使って選択したキーの編集を開始します。 タブ でフィールドを切り替え、 Enter/Return で決定し、 Escape で編集をキャンセルします。

カーブビューのナビゲート

Animation ビュー を扱う際に、作業したいカーブの詳細を拡大したり、縮小して全体像を表示することができます。

F を押すことで、常に表示されているカーブや選択したキー全体をフレーム選択できます。

縮小拡大

マウスのスクロールホイールやトラックパッドのズーム機能またはマウスで右ドラッグしながら、Alt を押すことで、カーブビューを ズーム できます。

水平または垂直軸でのみズームすることができます。

  • ドラッグ中に Mac の場合は Command 、 Windows の場合は、Control を押したままにして、ズーム することで、水平にズームできます。
  • Shift を押したまま ズーム することで、垂直にズームできます。

さらに、スクロールバーの端をドラッグして、曲線ビューに表示されるエリアを縮小または拡大できます。

パン

マウスで中央クリックするか、左ドラッグしながら、Alt 押すことで、カーブビューを パン できます。

接線の編集

キー には、2 本の 接線 があり、1 本は入射勾配の左側、もう 1 本は出射勾配の右側にあります。接線はキー間の曲線の形状を制御します。Animation ビュー には、曲線の形状を簡単に制御するのに使用できる複数の種類の接線があります。キー に対する接線のタイプは、キーを右クリックすることで選択できます。

キー を右クリックして、そのキーに対する接線のタイプを選択します。
キー を右クリックして、そのキーに対する接線のタイプを選択します。

キーを置いた際にアニメート化値を円滑に変更するには、左右の接線が同一線上にある必要があります。次の接線のタイプにより、円滑性が確保されます。

  • Auto : 接線が自動的に設定され、キーを通じて、曲線を円滑化します。
  • Free Smooth : 接線のハンドルをドラッグすることで、接線を自由に設定できます。円滑性を確保するため、接線は同一線上に固定されます。.
  • Flat : 接線が水平に設定されます (これは Free Smooth の特殊なケースです。)

円滑性が不要な場合があります。接線が Broken の場合、左右の接線を個別に設定でいます。左右の接線を次の接線タイプにそれぞれ設定できます。

  • Free : 接線のハンドルをドラッグすることで、接線を自由に設定できます。
  • Linear : 接線は隣接するキーの方を向きます。両端にある接線を Linear に設定することで、直線曲線成分を作成できます。
  • Constant : 曲線は、2 つのキー間で一定の値を保ちます。左キーの値は曲線線分を決定します。
アニメーションカーブの使用
複数の動作パーツがあるオブジェクト