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ビネットと色収差の補正

Vignetting (ビネット)画像効果により暗くしたりブラーしたり、Chromatic Aberration(色収差の補正)を画像の四隅に対して行います。これはカメラレンズを覗き込んだような効果を再現しますが、抽象的なエフェクトとしても使用できます。

‘ビネットと Chromatic Aberration の例。画面の四隅が暗くなり、色収差の補正により紫やわずかに緑のフリンジができることに注意ください。’’

その他の イメージエフェクト 同様に、このエフェクトは Standard Assets をインストールすることで使用できます。

プロパティー

プロパティー 機能
Vignetting 画面の四隅を暗くする度合い。0を設定すると機能を無効化してパフォーマンスを高めます。
Blurred Corners 画面の四隅に与えるブラーの量。0を設定すると機能を無効化してパフォーマンスを高めます。
Blur Distance ブラーフィルタを使用して画面の四隅をぼかす際のサンプリング距離
Aberration Mode Advanced に設定すると Aberration エフェクトを強化します。Simple にすると接線の Aberration を生成。(処理は四隅に限定されます)
Strength 全体的な Aberration 強度(カラーオフセット距離と混同しないよう注意)デフォルトは1.0。
Tangential Aberration 接線方向の Chromatic Aberration の度合い。
Axial Aberration Axial Chromatic Aberration の度合いです。画像平面の四隅までの距離を短くしても大きさが変化します
Contrast Dependency この値が大きいほど Aberration 処理がトリガーされるしきい値となるコントラストが増します。高い値のほうが現実世界に近くなります。(この場合入力は HDR とすることが推奨です。)

Advanced モード

Advanced モードは負荷が高いが、より現実世界に近い Chromatic Aberration が得られます。

 Advanced モードにより Chromatic Aberration のモデリングを強力に制御できます。別名でグリーンフリンジやパープルフリンジとして知られていて、カメラで一般的に知られている現象です(下図も参照ください。)
Advanced モードにより Chromatic Aberration のモデリングを強力に制御できます。別名でグリーンフリンジやパープルフリンジとして知られていて、カメラで一般的に知られている現象です(下図も参照ください。)
カラーフリンジの拡大図。コントラストが大きい領域で緑や紫が表れていることに留意してください。このエフェクトは使用するカメラとレンズに依存します。この効果は異なる波長が異なる平面に投影されるという原理にもとづいています。
カラーフリンジの拡大図。コントラストが大きい領域で緑や紫が表れていることに留意してください。このエフェクトは使用するカメラとレンズに依存します。この効果は異なる波長が異なる平面に投影されるという原理にもとづいています。

ハードウェア要件

このエフェクトは Unity がサポートするすべてのハードウェア上で実行できます。

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