Version: 2017.2
タイムラインインスペクター
Playable Director コンポーネント

クリッププロパティー

Inspector ウィンドウを使用して、クリップの名前、タイミング、再生速度、ブレンドプロパティー、補外の設定を変更します。使用可能なプロパティーは、選択したクリップの種類によって異なります。ここでは、アニメーションクリップを選択するときに使用できるプロパティーを説明します。

Timeline エディターウィンドウでアニメーションクリップを選択したときの Inspector ウィンドウ
Timeline エディターウィンドウでアニメーションクリップを選択したときの Inspector ウィンドウ

クリップ名

Timeline エディターウィンドウで表示されるクリップ名。すべてのクリップがこのプロパティーを使用します。

Clip Timing プロパティー

Clip Timing プロパティーを使用して、クリップのトリム、クリップの長さの変更、イージーインやイージーアウトの長さの変更、補外の変更、クリップの再生速度の調整を行います。

以下の Clip Timing プロパティーの大部分は、秒 (s) とフレーム (f) の両方で表示されます。Clip Timing プロパティーを変更する秒数を指定する場合は、すべての10 進数の値が受け入れられます。フレームを指定する場合は、整数値のみが受け入れられます。例えば、フレーム (f) フィールドに 12.5 を入力しようとすると、12 フレームに設定されます。

Start

クリップを開始するフレーム、または、時間 (秒)。Start プロパティーを変更すると、タイムラインアセットのトラック上のクリップの位置が変わります。 Start を変更すると、 Duration に影響する場合もあります。すべてのクリップで Start プロパティーが使用されます。

End

クリップを終了するフレーム、または、時間 (秒)。End プロパティーを変更すると、Duration に影響します。すべてのクリップで End プロパティーが使用されます。

Duration

クリップの持続する長さ。単位はフレーム、または、時間 (秒)。Duration プロパティーを変更すると、End に影響する場合もあります。すべてのクリップで Duration プロパティーが使用されます。

Ease In Duration

クリップのイージーインの長さを秒数、または、フレーム数で設定します。クリップの開始が他のクリップと重なってブレンドしている場合は、Ease In Duration を編集することはできません。代わりに、クリップ間のブレンドの長さが表示されます。詳しくは、クリップのブレンド を参照してください。

Ease In Duration は、アニメーションクリップとオーディオクリップのみで使用可能です。

Ease Out Duration

クリップのイージーアウトの長さを秒数、または、フレーム数で設定します。クリップの終了が他のクリップと重なってブレンドしている場合は、Ease Out Duration を編集することはできません。代わりに、クリップ間のブレンドの長さが表示されます。この場合、クリップをトリム、または、移動して、クリップ間のブレンドの長さを変更します。詳しくは、クリップのブレンド を参照してください。

Ease Out Duration は、アニメーションクリップとオーディオクリップのみで使用可能です。

Clip In

ソースクリップが再生し始める時点を設定します。例えば、30 秒の長さのオーディオクリップの最後の 10 秒を再生したいときは、Clip In を 20 秒に設定します。

Clip In は、アニメーションクリップ、オーディオクリップ、コントロールクリップで使用可能です。

Speed Multiplier

クリップの再生速度の乗数。この値は 0 より大きくする必要があります。クリップのこの値を変更すると、同じコンテンツを再生するときの再生時間が変更されます。

Speed Multiplier は、アニメーションクリップとオーディオクリップのみで使用可能です。

Animation Extrapolation

Animation Extrapolation プロパティーを使用して、アニメーションクリップの前後にあるギャップの補外を設定します。ギャップの補外 とは、トラック上のアニメーションクリップの前、間、後にあるギャップのアニメーションデータをアニメーショントラックに近似、または、延長する方法です。

Animation Extrapolation は、アニメーションクリップのみで使用可能です。アニメーションクリップ間の ギャップの補外を設定 するために 2 つのプロパティーがあります。

Pre-Extrapolate

Pre-Extrapolate は、アニメーションクリップの前のアニメーションデータをどのように近似されるかを制御します。 Pre-Extrapolate プロパティーは、アニメーションクリップのイージーインに影響します。

Post-Extrapolate

Post-Extrapolate は、アニメーションクリップの後のアニメーションデータをどのように近似されるかを制御します。 Post-Extrapolate プロパティーは、アニメーションクリップのイージーアウトに影響します。

Blend Curves

2 つのアニメーションクリップ、2 つのオーディオクリップ、または、2 つの Playable クリップをブレンドする場合は、Blend Curves を使用して、先行クリップと後続クリップの間の遷移をカスタマイズします。クリップをブレンドする方法とブレンドカーブをカスタマイズする方法の詳細については、 クリップのブレンド を参照してください。

クリップをイージーインまたはイージーアウする場合、Blend Curves によって、クリップをイージーインするカーブとイージーアウトするカーブをカスタマイズできます。アニメーションクリップ、オーディオクリップ、Playable クリップは、イージーインとイージーアウトをサポートします。詳細は、クリップのイージーインとイージーアウト を参照してください。


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