Version: 2017.2
Blender と Rigify の使用
PlayableGraph

Playable API

Playable API は、PlayableGraph と呼ばれるツリー構造にデータソースを整理して評価することで、ツール、エフェクト、他のゲームプレイメカニズムを作成する方法を提供します。PlayableGraph を使用すると、複数のデータソースをミックス、ブレンド、変更し、1 つの出力として再生できます。

Playable API は、アニメーション、オーディオ、スクリプトをサポートしています。さらに、Playable API では、スクリプトを使用して アニメーションシステム とオーディオシステムを相互作用させることも可能です。

Playable API の使用は、現在、アニメーション、オーディオ、スクリプトに限られていますが、最終的に、ビデオやその他のシステムでも汎用 API として使用されるでしょう。

Playable とアニメーション

アニメーションシステムにはすでにグラフ編集ツールがあります。 それは、アニメーションの再生に限定されたステートマシンシステムです。Playable API はより自由自在で、他のシステムをサポートできるように設計されています。さらに、Playable API ではステートマシンでは作成できないグラフの作成が可能です。このグラフは、データフローを表し、各ノードで何を生成し使用しているかを示します。さらに、1 つのグラフで複数のシステムを処理することが可能です。1 つのグラフにアニメーション、オーディオ、スクリプトのノードを含むことができます。

Playable API を使用する利点

  • Playable API を利用すると、動的なアニメーションのブレンディングが可能です。つまり、シーンのオブジェクトが独自のアニメーションを生成できます。例えば、武器、箱、罠のアニメーションをPlayableGraph に動的に加え、限られた時間だけ使用することなどが可能です。

  • Playable API を使用すると、AnimatorController アセットの作成と管理に関連するオーバーヘッド無しに、1 つのアニメーションを簡単に再生することができます。

  • Playable API を使用すると、動的にブレンディンググラフを作成し、直接フレームごとにブレンディングウェイトを制御することが可能です。

  • PlayableGraph はランタイムに作成され、条件に基づいて必要に応じて playable ノードが加えられます。ノードが有効でもあり無効でもある “1 サイズですべてに使用可” な大きなグラフではなく、PlayableGraph は、現状態の要件にぴったり合うように調整することができます。


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Blender と Rigify の使用
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