ウェブの Build Settings を使用して、Unity がウェブプラットフォーム用にアプリケーションをビルドする方法を設定します。
ウェブプラットフォームの Build Settings は、Build Profiles ウィンドウから更新できます。
ウェブの Build Settings にアクセスするには、以下の手順に従います。
File > Build Profiles に移動します。
Web を選択します。
以下の表は、ウェブの Build Settings の概要を示しています。
| プロパティ | 説明 | |
|---|---|---|
| Client Browser Type | ランタイムにアプリケーションを起動するブラウザークライアントを選択します。例えば、System Default を選択すると、アプリケーションはデフォルトブラウザーを起動し、Path to Client Browser 設定が削除されます。 | |
| System Default | これがデフォルトの設定です。このオプションを選択すると、アプリケーションがデフォルトブラウザーで起動します。 | |
| Microsoft Edge | このオプションを選択すると、アプリケーションが Edge ブラウザーで起動します。 | |
| Apple Safari | このオプションを選択すると、アプリケーションが Safari で起動します。 | |
| Mozilla Firefox | このオプションを選択すると、アプリケーションが Firefox で起動します。 | |
| Google Chrome | このオプションを選択すると、アプリケーションが Chrome で起動します。 | |
| Chromium | このオプションを選択すると、アプリケーションが Chromium ブラウザーで起動します。 | |
| Path to Client Browser | ランタイムにアプリケーションを起動するブラウザークライアントへのパスを指定します。ノート: このオプションは、Client Browser Type がデフォルトブラウザーに設定されていない場合にのみ表示されます。 | |
| Texture Compression | ビルドに使用するテクスチャ圧縮形式です。詳細は、ウェブのテクスチャ圧縮 を参照してください。 | |
| Use Player Settings | デフォルトではこの設定になっています。Player settings ウィンドウで設定したテクスチャ圧縮形式を使用します。 | |
| ETC2 | モバイルデバイスで広くサポートされている ETC2 形式を使用します。 | |
| ASTC | モバイルデバイスで広くサポートされている ASTC 形式を使用します。 | |
| DXT | デスクトップデバイスで広くサポートされている DXT 形式を使用します。 | |
| Development Build | ビルドにスクリプトデバッグシンボルと プロファイラー を含めます。アプリケーションをテストしたい場合は、このオプションを使用してください。このオプションを選択すると、Unity は DEVELOPMENT_BUILD のスクリプト定義シンボルを設定します。ビルドには、DEVELOPMENT_BUILD を条件として設定するプリプロセッサーディレクティブが含まれます。詳細については、プラットフォーム依存のコンパイル を参照してください。 |
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| Code Optimization | ウェブコードのコンパイルに使用する最適化モードを選択します。 | |
| Shorter Build Time | これがデフォルトの設定です。このオプションを選択すると、ビルドにかかる時間が最も短い WebGL コードが生成されます。 | |
| Runtime Speed | このオプションを選択すると、ランタイムパフォーマンスに最適化された WebGL コードが生成されますが、ビルドに時間がかかります。 | |
| Runtime Speed with LTO | これは Runtime Speed と同じですが、Link Time Optimizations (LTO) ステージ (Whole Program Optimizationとも呼ばれる) が追加されています。エンドユーザーへのデプロイ用に出荷ビルドをコンパイルする場合は、LTO を有効にします。 | |
| Disk Size | このオプションを選択すると、ビルドサイズを最小化する最適化が行われますが、ビルドに時間がかかります。ロードできる WebAssembly ファイルのサイズに制限がある可能性があるモバイルウェブブラウザーをターゲットにする場合は、このオプションを選択することを推奨します。一般に、ディスクサイズを小さくすると、ページの起動時間が短縮されます。 | |
| Disk Size with LTO | これは Disk Size と同じですが、追加の Link Time Optimizations (LTO) ステージが可能になります。これは、Whole Program Optimization とも呼ばれます。エンドユーザーへのデプロイ用に出荷ビルドをコンパイルする場合は、このオプションを選択します。 | |
| Autoconnect Profiler | 次のビルドを開発ビルドにします。開発ビルドは、最速のイテレーションスピードを実現するために使用します。開発ビルドはリリースビルドよりも大きいため、公開しないでください。 | |
| Autoconnect Profiler | Unity プロファイラーをビルドに自動的に接続します。詳細については、Profiler を参照してください。 ノート:このオプションは、Development Build を選択した場合にのみ使用できます。 |
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| Deep Profiling | プロファイラーがすべてのスクリプトコードを処理し、すべての関数呼び出しを記録し、詳細なプロファイリングデータを返すようにします。詳細については、Deep Profiling を参照してください。
このプロパティは、Development Build が有効になっている場合にのみ表示されます。 ノート:Deep Profiling を有効にすると、スクリプトの実行速度が遅くなる場合があります。 |
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