Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
グラフィックス API の設定
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DirectX

Unity は DirectX 11 と DirectX 12 の両方の DirectX グラフィックス API をサポートします。ただし、DirectX 11 ではすべての機能が使用できるわけではありません。詳細は、Unity における DirectX 11 と DirectX 12 の機能比較 を参照してください。

デフォルトのグラフィックス API を DirectX に設定する

エディターまたはスタンドアロンプレイヤーで、DirectX 11 (DX11) または DirectX 12 (DX12) をデフォルトのグラフィックス API として設定できます。

  1. Player 設定 を開きます (メニュー: Edit > Project Settings > Player)。

  2. Other Settings > Rendering セクションで、任意のプラットフォームの Auto Graphics API for (Windows/Mac/Linux) オプションを無効にします。

  3. Add (+) ボタンを選択し、サポートされているグラフィックス API のリストから Direct3D11 または Direct3D12 を選択します。

Unity における DirectX 11 と DirectX 12 の機能比較

以下のリストには、DirectX 11 で使用できない DirectX 12 グラフィックス API で導入された機能が含まれています。

API DirectX 11 DirectX 12
動的解像度 サポートなし サポートあり
非同期演算 サポートなし サポートあり
ネイティブレンダーパス サポートなし サポートあり
レイトレーシング加速 サポートなし サポートあり
グラフィックス状態収集 サポートなし サポートあり
XR 中心窩レンダリング サポートなし サポートあり
レンダースレッドモード DirectX 11 DirectX 12
Direct サポートあり サポートあり
シングルスレッド サポートあり サポートあり
メイン + レンダースレッド サポートあり サポートあり
古い機能のジョブ化 サポートあり サポートあり
ネイティブグラフィックスジョブ サポートなし サポートあり
グラフィックスジョブの分割 サポートなし サポートあり
シェーダーの機能 DirectX 11 DirectX 12
レイトレーシングシェーダー サポートなし サポートあり
インラインレイトレーシング (#pragma multi_compile _ UNITY_DEVICE_SUPPORTS_INLINE_RAY_TRACING) サポートなし サポートあり
ネイティブ 16 ビット (#pragma multi_compile _ UNITY_DEVICE_SUPPORTS_NATIVE_16BIT) サポートなし サポートあり
Wave 関数 (#pragma multi_compile _ UNITY_DEVICE_SUPPORTS_WAVE_ANY) サポートなし サポートあり
ユニバーサルレンダーパイプライン DirectX 11 DirectX 12
ラスターパスマージ サポートなし サポートあり (ARM版 Windows)
Native RenderPass サポートなし サポートあり (ARM版 Windows)
フレームバッファフェッチ サポートなし サポートあり (ARM版 Windows)
HD レンダーパイプライン DirectX 11 DirectX 12
ハードウェアの動的解像度 サポートなし サポートあり
非同期コンピュートシェーダー サポートなし サポートあり
レイトレーシングによるアンビエントオクルージョン サポートなし サポートあり
レイトレーシングによるコンタクトシャドウ サポートなし サポートあり
レイトレーシングによるグローバルイルミネーション サポートなし サポートあり
レイトレーシングによるリフレクション サポートなし サポートあり
レイトレーシングによる影 サポートなし サポートあり
レイトレーシングによる再帰 サポートなし サポートあり
レイトレーシングによるサブサーフェススキャタリング サポートなし サポートあり

追加リソース

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