Cutout(切り抜き)シェーダは透明オブジェクトを表現する別の手法です。Cutoutと通常のTransparent シェーダの違いは:
このシェーダはBaseテクスチャに含まれるアルファチャネルを使用して透明な領域の判定を行います。もしアルファチャネルが透明と不透明のブレンドを含んでる場合,どのエリアを表示するかのしきい値を指定できます。この値はAlpha Cutoff(透過しきい値)のスライドバーを調整することで変更できます。
このシェーダはVertex-Lit(頂点ライト),でありもっともシンプルなシェーダのひとつです。これに照らされるライトはひとつのパスでレンダリングされ頂点のみで計算されます。
Vertex-Lit(頂点ライト)であるため,light cookie,法線マッピング,シャドウ(影)といった,ピクセルベースのレンダリングエフェクトは描画されません。このシェーダはモデルのテッセレーションに敏感です。もしこのシェーダを使ったキューブのきわめて近くにポイントライトを置いた場合,ライトは頂点のみで計算されます。Pixel-litシェーダは,テッセレーションと独立して,丸いハイライトを作成するのに効果を発揮します。望む効果がそれであれば,むしろPixel-litシェーダを使用するかオブジェクトのテッセレーションを増やすことを考慮すべきです。
一般に,このシェーダでは少ない費用でレンダリングできます。 詳細については,Shader Peformance を参照してください。