Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
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visionOS

visionOS は、Apple の最新の空間コンピューティングデバイスである Vision Pro のオペレーティングシステムです。Unity の開発者は、既存の 3D のシーンとアセットを活用して、visionOS 用のゲームやアプリケーションをビルドできます。visionOS の詳細については、Apple のvisionOS の概要を参照してください。

visionOS には、アプリケーションを表示するいくつかの異なるモードがあります。Window、Volume、または Space。ユーザーは、Window を使用して 2D または 3D のコンテンツ (ステレオなし) を表示したり、Volume を使用して 3D のコンテンツおよびオブジェクトを表示したりできます。Volume を使用すると、ユーザーは歩き回ってあらゆる角度から 3D コンテンツを操作する柔軟性が得られます。

アプリケーションのタイプに応じて、visionOS アプリケーションは共有スペースまたはフルスペースで実行できます。共有スペースは、パーソナルコンピューターのデスクトップと同様にマルチタスク環境として機能します。このモードでは、ユーザーは複数のアプリケーションの Windows とボリュームを同時に表示して操作することができます。より没入感のある体験のために、アプリケーションを Full スペース (フルスペース) で実行して、一度に 1 つのアプリケーションのコンテンツのみを表示することができます。ウィンドウ化されたアプリケーションは常に共有スペースで実行されます。完全没入型 (VR) コンテンツは常にフル スペースで実行されます。没入型 (MR) コンテンツは、共有スペースまたはフルスペースのいずれかで実行でき、Volume Camera Window 設定の Mode 設定に応じて、それらを切り替えることができます。

要件

完全没入型 (VR) および没入型 (MR) アプリケーションは、Unity Pro、Unity Enterprise、Unity Industry のユーザーのみが利用できます。これらのプランの詳細についてはこちらを参照してください

はじめに

すべての種類の visionOS アプリケーションでは、Unity Hub 経由で visionOS モジュールを Unity エディターにインストールする必要があります。visionOS モジュールは Unity 2022.3.5f1 以降で利用できます。

さらに、完全没入型 (VR) および没入型 (MR) アプリケーションでは、余分なパッケージをインストールする必要があります。手順については、PolySpatialのインストールと visionOSのサポートを参照してください。

完全没入型 (VR) アプリケーションには、以下の対象が必要です。

  • com.unity.xr.visionos

没入型 (MR) アプリケーションには、以下の対象が必要です。

  • com.unity.xr.visionos
  • com.unity.polyspatial.visionos
  • com.unity.polyspatial.xr

これらのパッケージをインストールしないと、ビルドできるのが Window アプリケーションに限定されます。

必要なモジュールとパッケージをインストールしたら、Project Settings > XR Plug-in Manager > Apple visionOS > App Mode に移動し、Mixed Reality - Volume or Immersive SpaceVirtual Reality - Fully Immersive Space のいずれかを選択して、目的のアプリケーションモード用にビルドを設定します。

ウィンドウ化されたアプリケーション

Unity では、Windows 内に存在するアプリケーションをウィンドウ化されたアプリケーションと呼びます。デフォルトでは、Project SettingsXR Plug-in Management セクションで visionOS XR プロバイダープラグインをインストールして有効にしないと、Unity コンテンツは visionOS プラットフォームにウィンドウ化されたアプリケーションとして作成されます。プロバイダープラグインの有効化の詳細については、XR プロバイダープラグインの選択を参照してください。

visionOS の Window コンポーネント内の Unity アプリケーションのインタラクションを検出するには、Input System パッケージ (com.Unity.inputsystem) で提供される“タッチサポート” を使用します。visionOS のWindow コンポーネントの設計の詳細については、Apple の visionOS のヒューマンインターフェースガイドラインを参照してください。

複合現実 (MR) (没入型) および仮想現実 (VR) (完全没入型) アプリケーション

visionOS 向けの完全没入型仮想現実 (VR) アプリケーションと没入型複合現実(MR) アプリケーションの開発の詳細については、visionOS 固有のドキュメントを参照してください。

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