Windows デバイスポータルを使用して、Windows またはユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) アプリケーションを Unity エディターから直接リモートの Windows 10 以降のデバイスにビルドして実行することで、Visual Studio プロジェクトを生成する必要性を軽減できます。リモートの Windows デバイスにリモート接続されていることにより、Unity プロジェクトをテストするための反復処理をより迅速に行うことができます。
Unity でデバイスポータルを設定する前に、Settings の For Developer セクション (Settings> Privacy & security> For developers) を使用して、Windows デバイスで開発者モードとデバイスポータルを有効にしていることを確認します。
Unity プロジェクトのデバイスポータル設定にアクセスするには、以下の操作を行います。
| 設定 | 説明 |
|---|---|
| デバイスポータルアドレス | デバイスポータルの IP アドレスとポート番号を入力します。Windows で、Privacy & security > For Developers > Device Portal > Connect using でアドレスを探します。 |
| デバイスポータルユーザー名 | デバイスポータルのユーザー名を入力します。WDP 認証を有効にする場合は任意です。 |
| デバイスポータルパスワード | デバイスポータルのパスワードを入力します。WDP 認証を有効にする場合は任意です。 |
Unity は、Device Portal Address フィールドと Device Portal Username フィールドを Project 設定に保存します。セキュリティ上の理由から、Unity はデバイスポータルのパスワードを保存しません。そのため、エディターを再起動する、または新しいプロジェクトをロードするときに、パスワードの再入力が必要な場合があります。
ヒント:実行ファイル専用ビルドタイプは、UWP のデバイスポータルのデプロイでも使用できます。これにより、HoloLens などのデバイスでのイテレーション時間が短縮されます。
デバイスポータルの設定が完了したら、Build and Run を選択します。これにより、UWP/Windows アプリケーションが構築され、リモートデバイスにデプロイされて、起動されます。