プロファイラーを使用して、アプリケーションに関連するパフォーマンスデータを収集します。
データを収集するには、プロファイラーをデータソースに接続する必要があります。データを収集するプロファイラーモジュールも有効にする必要があります。
プロファイラーで以下のソースからデータを収集できます。
プロファイラーは、有効にしたプロファイラーモジュールについてのみデータを収集します。詳細については、プロファイラーモジュールの有効化を参照してください。
アプリケーションの正確なタイミングを得るための最良の方法は、アプリケーションを公開する予定のエンドプラットフォームでプロファイルすることです。これにより、アプリケーションのパフォーマンスに影響を与えるものに関する、正確なタイミングを知ることができます。
アプリケーションのパフォーマンス要素を向上させたいと思うたびにアプリケーションをビルドすると時間がかかります。そこで、アプリケーションのパフォーマンスを素早く評価するために、エディターの再生モードで直接プロファイルすることができます。プロファイラーのデフォルトのターゲットは再生モードです。
再生モードはエディターと同じアプリケーションとメインスレッドで実行されます。これは、UI、Inspector、シーンビューレンダリング、アセット管理などのエディターのシステムが、再生モードでプロファイルを実行したときに得られるパフォーマンスとメモリの測定値に影響を与えることを意味します。
再生モードでのプロファイリングでは、実際のデバイス上のアプリケーションのパフォーマンスを正確に反映した結果は得られません。プレイヤーをリビルドせずに変更をテストし、さらに調査する領域を特定するのに役立ちます。
再生モードで効果的にプロファイルを行うには、頻繁にアプリケーションをビルドし、さまざまなターゲットデバイスに展開し、これらのデバイス上でアプリケーションのテストとプロファイルを行う必要があります。これらのデバイス上でアプリケーションのパフォーマンス問題を特定すれば、最も注意が必要な領域を絞り込むことができます。
その後、再生モードでアプリケーションをプロファイルし、アプリケーションに変更を加えたら、素早くプロファイリングを繰り返します。変更結果に満足したら、アプリケーションをビルドしてターゲットデバイスにもう一度展開し、変更内容を検証します。
エディターは、再生モードで実行しているアプリケーションと同じリソースを使用するため、アプリケーションのパフォーマンスに影響する場合があります。個別にエディターをプロファイルして、そのエディターが使用するリソースを調べることができます。これは、ムービー作成など、アプリケーションが再生モードのみで動作するように設計されている場合に便利です。
また、再生モードでプロファイルしたり、エディターをプロファイルして、アプリケーションのパフォーマンスに関係ない問題を特定したりすることもできます。例えば、長いロード時間や反応しないエディターが原因でイテレーション時間を遅くしているのか、再生モードでアプリケーションのパフォーマンスが低下しているのか、を調べる場合などです。