Capsule Collider はビルトインの 3D カプセル形状のコライダーで、シリンダーに 2 つの半球が結合された形になっています。シリンダー形状を持つアプリケーション内のアイテムや、シーンのプレイヤーおよび非プレイヤーキャラクターのコライダーとして便利です。
カプセルコライダーには角がないため、レベルジオメトリの鋭い角やエッジの衝突領域を緩やかにし、プレイヤーの動作をより滑らかにすることもできます。
カプセルコライダーのリソース要件は比較的低いです。
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
| Edit Collider | Edit Collider ボタンを有効にすると、シーンビューにコライダーの接触点が表示されます。これらの接触点をクリックしてドラッグすると、コライダーのサイズと形状を変更できます。または、Center、Radius、Height プロパティを使用します。 |
| Is Trigger |
Is Trigger を有効にすると、コライダーをイベントのトリガーとして使用します。Is Trigger を有効にすると、他のコライダーがこのコライダーを通過する際に、OnTriggerEnter、OnTriggerStay、OnTriggerExit メッセージをトリガーします。 |
| Provides Contacts |
Provides Contacts を有効にすると、コライダーの接触情報を常に生成します。通常、コライダーは送信するデータがある場合にだけ接触データを生成します。この場合のメッセージは、OnCollisionEnter、OnCollisionStay、OnCollisionExit です。Provides Contacts が有効になっている場合、コライダーは常に物理演算システムの接触データを生成します。接触データの生成はリソースに負荷がかかるため、Provides Contacts はデフォルトで無効になっています。 |
| Material | このコライダーの摩擦係数と跳ね返り係数を決定する Physic Material コンポーネント を追加します。 |
| Center | ゲームオブジェクトのローカル空間における各軸上のコライダーの位置を定義します。デフォルトでは、(0, 0, 0) に設定されています。 |
| Radius | コライダーの中心からの半径を定義します。高さ とは別に 半径 を調整できます。デフォルトでは、0.5 に設定されています。 |
| 高さ | Unity ユニットでコライダーの高さの合計を定義します。高さ は 半径 とは別に調整できます。デフォルトでは、2 に設定されています。 |
| Direction | オブジェクトのローカル空間におけるカプセルの縦軸の向きを定義します。 |
Layer Overrides セクションには、このコライダーのプロジェクト全体の レイヤーベースの衝突判定 設定をオーバーライドできるプロパティがあります。
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
| Layer Override Priority | このコライダーのオーバーライドの優先順位を定義します。2 つのコライダーに競合するオーバーライドがある場合、優先順位の高い値のコライダーの設定が使用されます。 例えば、Layer Override Priority が 1 のコライダーがLayer Override Priority が 2 のコライダーと衝突した場合、物理演算システムは Layer Override Priority が 2 のコライダーの設定を使用します。 |
| Include Layers | このコライダーとの衝突に加えるレイヤーを選択します。 |
| Exclude Layers | このコライダーとの衝突で除外するレイヤーを選択します。 |