Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
Android デバイスのシミュレーション
アプリケーションへのパッチ適用

Android デバイスでのパフォーマンスデータの収集

プロファイラー を使用して、アプリケーションに関するパフォーマンスデータを収集します。Unity エディターで、再生モード中のパフォーマンスデータを収集 できます。ただし、アプリケーションに関する最も正確なデータを取得するには、ネットワーク上の Android デバイスにプロファイラーを直接接続します。

必要な要件

  • ファイアウォールを使用している場合は、ファイアウォールのアウトバウンドルールでポート番号 54998 から 55511 が開放されていることを確認します。これらは、Unity がリモートプロファイリングに使用するポートです。
  • デバイス上のモバイルデータを無効にします。
  • デバイスの検出が正常に機能するためには、Android デバイスとホストコンピューター (Unity エディターを実行中) に同じサブネットを設定します。

リモートプロファイリングの有効化

リモートプロファイリングを有効にするには、以下のステップを実行します。

  1. デバイスを Wi-Fi ネットワークに接続します。プロファイラーはローカル Wi-Fi ネットワークを使用して、デバイスから Unity エディターにプロファイリングデータを送信します。
  2. ケーブルを使用してデバイスをコンピューターに接続します。
  3. Build Profiles ウィンドウを開きます (メニュー: File > Build Profiles)。
  4. Development Build 設定を有効にします。
  5. Autoconnect Profiler 設定を有効にします。
  6. Build & Run を選択します。
  7. アプリケーションがデバイスで起動したら、Unity エディターで Profiler ウィンドウを開きます (メニュー: Window > Analysis > Profiler)。

Profiler ウィンドウを開くと、アプリケーションのデータが表示されます。エディターが自動的にデバイスに接続されない場合は、Profiler ウィンドウの Target Selection ドロップダウンメニューを選択し、適切なデバイスを選択して手動でプロファイラーの接続を開始します。

ターゲットデバイスを直接コンピューターに接続して、ネットワークや接続の問題を回避することもできます。

Android Debug Bridge でのプロファイリング

Android デバイスは Android Debug Bridge (adb) によるプロファイリングをサポートしています。Android Debug Bridge (adb) でのプロファイルは、以下の手順で行います。

  1. デバイスを開発モードにし、USB デバッグの設定を有効にします。
  2. ケーブルでデバイスをコンピューターに接続し、adb devices リストに表示されていることを確認します。
  3. Build Profiles ウィンドウを開きます (メニュー: File > Build Profiles)。
  4. Development Build 設定を有効にします。
  5. Build & Run を選択します。
  6. アプリケーションがデバイスで起動したら、Profiler ウィンドウを開きます (メニュー: Window > Analysis > Profiler)。
  7. Target Selection ドロップダウンメニューから、AndroidProfiler(ADB@127.0.0.1:34999) を選択します。ドロップダウンメニューのエントリーは、選択したターゲットが Android であるときのみ表示されます。

Android Debug Bridge の手動設定

Build & Run を選択すると、エディターはアプリケーションのために自動的に adb トンネルを作成します。別のアプリケーションをプロファイルしたい場合や adb サーバーを再起動した場合は、このトンネルを手動で設定できます。

トンネルを手動で設定するには、以下の手順を実行します。

  1. ターミナルウィンドウまたはコマンドプロンプトを開きます。

  2. 以下を入力します。

  3. エディターから Android へ USB ケーブルで接続している場合:
    adb forward tcp:34999 localabstract:Unity-{insert bundle identifier here}

  4. Android からエディターへ USB ケーブルで接続している場合
    adb reverse tcp:34998 tcp:34999

追加リソース

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