Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
Configuration files
カスタムパッケージの作成

ネットワークの問題の解決

これから説明する手順を使って以下を行います。

ファイアウォールの設定

Unity Package Manager が使用するドメインにアクセスできるようにするには、ドメインをファイアウォールの許可リストに追加する必要があります。

これらのドメインの完全なリストと、Unity エディターに必要なすべてのドメインについては、Unity アプリケーションがアクセスするエンドポイント を参照してください。リストを使用してドメイン全体を追加するか、テーブルを使用してサブドメインを選択的に追加できます。

ファイアウォールの許可リストにドメイン名を追加する方法については、使用する OS のヘルプを参照してください。

プロキシサーバーの設定

プロキシサーバーを使用する場合は、Unity パッケージレジストリに対してリクエストを実行するときに Unity Package Manager が使用する HTTP_PROXY および HTTPS_PROXY 環境変数を設定します。詳細については、環境変数を使用してプロキシサーバーを識別する を参照してください。

これらの変数 (システム変数またはユーザー変数) は、OS に応じてグローバルに設定できます。または、これらの環境変数を設定するコマンドファイルを作成して、Hub を起動する こともできます。

Package Manager が認識しない証明書を使っているプロキシサーバーの背後の環境では、カスタム認証局 を設定します。

カスタム認証局

一部の企業や機関では、ユーザーはプロキシ経由でのみインターネットにアクセスできます。一部のプロキシは、HTTPS コンテンツを解凍し、独自の SSL 証明書を使って再度パックします。Unity Package Manager の基盤となる HTTPS レイヤーは、これらの証明書を発行した認証局を認識しないため、証明書を拒否する可能性があります。この場合、Package Manager はその接続を中間者攻撃 (MITM) の可能性として扱います。つまり、追加の SSL 認証局を設定してこれらの証明書を許可しない限り、Package Manager を含む Unity の多くの機能を使用できません。

追加の SSL 認証局を設定するには、以下の手順を行います。

  1. upmconfig.toml グローバルの環境設定ファイルの場所。既存のファイルがない場合は、空のテキストファイルを作成します。

  2. カスタム認証局の 1 つ以上の証明書を含むテキストファイルを作成します。ファイルは、Privacy-Enhanced Mail (PEM) 形式の 1 つ以上の信頼できる証明書で構成する必要があります。 例:

    -----BEGIN CERTIFICATE-----
    MIIC+zCCAeOgAwIBAgIJAO0U6hVJnbvjMA0GCSqGSIb3DQEBBQUAMBQxEjAQBgNV
    BAMMCWxvY2FsaG9zdDAeFw0xOTAzMTIwMTIxMzRaFw0yOTAzMDkwMTIxMzRaMBQx
    (additional lines omitted for conciseness)
    LFwHSUdqk0lJK4b0mCwyTHNvYO1IDziE5EKwfuaKVgOa62iCHVahgIVa+een4EfS
    hCCr3M3cq11Mi+mnRi1scxxrOno4OEEChWg2szZLlxBrkVJllrrq620XJ6RLB/8=
    -----END CERTIFICATE-----
    -----BEGIN CERTIFICATE-----
    MIIDtzCCAp+gAwIBAgIQDOfg5RfYRv6P5WD8G/AwOTANBgkqhkiG9w0BAQUFADBl
    MQswCQYDVQQGEwJVUzEVMBMGA1UEChMMRGlnaUNlcnQgSW5jMRkwFwYDVQQLExB3
    (additional lines omitted for conciseness)
    H2sMNgcWfzd8qVttevESRmCD1ycEvkvOl77DZypoEd+A5wwzZr8TDRRu838fYxAe
    +o0bJW1sj6W3YQGx0qMmoRBxna3iw/nDmVG3KwcIzi7mULKn+gpFL6Lw8g==
    -----END CERTIFICATE-----
    
  3. Unity はファイルシステム上のどの場所でもサポートしていますが、このファイルは、できればグローバルコンフィグレーションファイルと同じフォルダーに保存してください。

  4. グローバルコンフィギュレーションファイルで、caFile キーを追加してその値を PEM ファイルの絶対ファイルパスとして設定します。重要: TOML ファイルで Windows パスを設定する場合は、フォワードスラッシュ (/) またはダブルバックスラッシュ (\\) を使用します。単独のバックスラッシュ (\) は使用しないでください。これはエスケープシーケンスを示す特殊文字であり、TOML 解析エラーの原因となる可能性があります。

    Windows の例

    caFile = "C:\\ProgramData\\Unity\\config\\cert.pem"
    

    macOS と Linux の例

    caFile = "/etc/cert.pem"
    

追加リソース

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