スカイボックスシェーダーによるスカイボックスの設定
Unity は複数のスカイボックスシェーダーを提供しています。各シェーダーは、異なるプロパティと生成技術を使用します。各シェーダーは、以下の 2 つのカテゴリに分類されます。
注意HD レンダーパイプライン (HDRP) は上に述べたどのシェーダーもサポートしない代わりに、複数の空を作成するソリューションを用意しています。
Textured:
1 つまたは複数のテクスチャからスカイボックスを生成します。ソーステクスチャは、すべての方向からの背景のビューを表します。このカテゴリのスカイボックスシェーダーは以下のとおりです。
- 6 Sided
- Cubemap
- Panoramic
6 Sided スカイボックスシェーダー
このスカイボックスシェーダーは 6 つの別々のテクスチャからスカイボックスを生成します。各テクスチャは、特定のワールド軸に沿った空のビューを表します。これを理解するために、シーンがキューブの内部にあると考えてください。各テクスチャはキューブの内側の 1 面を表し、6 面すべてが組み合わさってシームレスな環境を作ります。
6 Sidedスカイボックスを作成するには、6 つの別々のテクスチャが必要です。これらを組み合わせると、下のようなレイアウトにマッピングされます。
最高のアンビエントライトを生成するには、テクスチャはハイダイナミックレンジ (HDR) を使用する必要があります。
Cubemap スカイボックスシェーダー
このスカイボックスシェーダーは、1 つの Cubemap Asset からスカイボックスを生成します。この Cubemap は 6 つの正方形のテクスチャで構成され、すべての向きからの空のビュー全体を表します。
Panoramic スカイボックスシェーダー
スカイボックスを生成するために、パノラマシェーダーは 1 つのテクスチャでシーンの周りに球状にラップします。
このスカイボックスシェーダーを使用するマテリアルの作成方法と、シーンでスカイボックスを描画する方法の詳細については、スカイボックスの使用を参照してください。
Panoramic スカイボックスを作成するには、以下のように、 緯度経度 (円筒状) マッピングを使用した 1 つの 2D テクスチャが必要です。
テクスチャが 2D であることを確認するには、以下を行います。
- Project ウィンドウで、Texture を選択します。
- Inspector で Texture Shape が 2D に設定されていることを確認します。
最高のアンビエントライトを生成するには、テクスチャはハイダイナミックレンジ (HDR) を使用する必要があります。
Procedural スカイボックスシェーダー
Procedural (プロシージャル) スカイボックスシェーダーは入力テクスチャを必要とせず、マテリアルのインスペクターで設定されたプロパティのみからスカイボックスを生成します。
太陽の位置
スカイボックスに太陽を描画することを選択した場合 (Properties の Sun を参照)、このシェーダーはアクティブなライトの回転を使用して、スカイボックスに太陽を配置します。アクティブなライトを見つける方法は、以下の通りです。
- Lighting ウィンドウを開きます (メニュー:Window > Rendering > Lighting)。
- Environment タブに移動します。
- Sun Source に割り当てられたライトが、シーンでアクティブなライトです。
- Sun Source に割り当てられたライトがない場合、シーンでアクティブにしたいライトを Sun Source に割り当てます。
この動作を使用して、単純な昼夜サイクルを作成できます。これを行うには、特定の軸を中心としてメインのディレクショナルライトを継続的に回転させます。