パーティクルシステムが、スピードや生存期間に基づいてパーティクルのサイズをどのように変更できるかを理解します。
Size By Speed モジュール で、スピード (1 秒毎の距離単位) に基づいてサイズが変化するパーティクルを作成できます。
ある状況では、パーティクルのスピードによってそのサイズを変える必要があることがあります。例えば、爆発が起こるとき、大きい破片より小さい破片のほうがより加速されると仮定されます。このようなエフェクトは、パーティクルのサイズが小さくなるのに比例して速度が上がる簡単なカーブをもつ Size By Speed を使用すると可能です。このモードは、パーティクルの速度が遅くなるにつれてサイズを変更するのでない限り、Limit Velocity Over Lifetime モジュールと一緒に使うことはできません。
Speed Range は、X (幅)、Y (高さ)、Z (深度) が適用される値の範囲を指定します。Speed Range は、サイズがカーブモードの 1 つである場合にのみ適用されます。速いパーティクルはカーブの右端の値を使ってスケールし、遅いパーティクルはカーブの左端の値を使ってスケールします。例えば、Speed Range を 10 から 100 に指定したとすると、以下のようになります。
スピードによって、パーティクルの幅、高さ、深度を個別に指定することができます。Size by Speed モジュールで Separate Axes チェックボックスを有効にし、パーティクルの X (幅)、Y (高さ)、 Z (深度) をどのようにパーティクルのスピードと関連付けるかを選択します。Z はメッシュパーティクルにのみ使用されることに注意してください。
Size Over Lifetime モジュールは、パーティクルの存続時間に基づいてパーティクルのサイズを変更できます。
ガス、炎や煙などを表すパーティクルは放出する場所から遠ざかるにつれてサイズを変えていくものです。例えば、煙は時間が経つごとに分散し、より大きく体積を占めていく傾向にあります。このエフェクトは、煙のパーティクルのカーブを、パーティクルの発生から時間の経過に伴って、右肩上がりに増加する設定にすることで実現できます。Color Over Lifetime モジュールを使用して、煙が広がるにつれて消えていくようにし、さらに効果を高めることも可能です。
燃料によってつくられる火の玉は、炎のパーティクルが放出後に広がる傾向がありますが、燃料が残り少なくなると徐々に弱く小さくなり、炎が消滅します。この場合、カーブには上昇時の “山” があり、それから徐々に減少してゆきます。
カーブで指定された値に 開始サイズ を乗算して、最終的なパーティクルサイズをもとめます。
パーティクルの幅、高さ、深度を生存期間にわたってどう変更するかを個別に指定することができます。Size over Lifetime モジュールで Separate Axes チェックボックスを有効にし、パーティクルの X (幅)、Y (高さ)、 Z (深度) を変更します。Z はメッシュパーティクルにのみ使用されることに注意してください。