Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
Linux ビルド設定のリファレンス
Linux のエディターでの問題のトラブルシューティング

Linux アプリケーションのビルド

Linux プラットフォームで Unity アプリケーションをビルドするには、以下のステップに従います。

  1. File > Build Profiles から Build Profiles ウィンドウを開きます。
  2. Add Build Profile を選択して、Platform Browser ウィンドウを開きます。
  3. 使用可能なプラットフォームのリストから Linux を選択し、必要なビルド設定を行います。Linux のオプションがない場合は、Install with Unity Hub を選択し、インストール指示に従います。モジュールのインストール方法については、モジュールの追加 を参照してください。
  4. Switch Profile を選択して、新しいビルドプロファイルをアクティブなプロファイルとして設定します。
  5. Build または Build and Run を選択します。これらのオプションの詳細は、アプリケーションのビルド を参照してください。
  6. Linux ファイル選択ウィンドウで、ビルドを配置する場所を選択します。
  7. Name フィールドに、ビルドの適切な名前を入力します。
  8. Save を選択します。ビルドプロセスが開始されます。

Linux プレイヤービルドバイナリ

Linux プラットフォームで Unity アプリケーションをビルドする場合、Unity は以下のファイルを生成します。ProjectName はアプリケーションの名前です。

  • ProjectName.x86_64: アプリケーションのプロジェクト実行ファイルです。起動時に Unity エンジンを呼び出すプログラムのエントリーポイントが含まれます。
  • UnityPlayer.so: この .so ファイルにはネイティブの Unity エンジンコードがすべて含まれます。Unity Technologies 証明書で署名されており、悪意のあるエンティティによってエンジンコードが改ざんされていないことを保証します。
  • *.pdb ファイル: マネージ (C#) コードのデバッグに使用できるシンボルファイルです。Build Settings ウィンドウで Development Build を有効にすると、これらのファイルがビルドディレクトリ内にコピーされます。
  • *_s.debug ファイル: ネイティブ (C/C++) コードのデバッグに使用できるシンボルファイルです。Build Settings ウィンドウで Development Build を有効にすると、これらのファイルがビルドディレクトリ内にコピーされます。
  • ProjectName_Data フォルダー: このフォルダーには、アプリケーションの実行に必要なすべてのデータが含まれます。
  • libdecor-0.so.0: この .so ファイルは Linux 共有ライブラリで、Wayland クライアントがクライアント側のウィンドウ装飾を管理するために使用します。これにより、さまざまなコンポジターで一貫したウィンドウ動作と外観が保証されます。
  • libdecor-cairo.so: この .so ファイルは Linux 共有ライブラリで、Cairo グラフィックスと libdecor を統合します。Wayland でクライアント側の装飾をレンダリングして、視覚的な一貫性とパフォーマンスを向上します。

IL2CPP スクリプティングバックエンドを使用している場合は、アプリケーションプレイヤービルドに以下のファイルとフォルダーも含まれます。

  • GameAssembly.so: この .so ファイルには、パフォーマンスを向上させるためにネイティブコード (C/C++) に変換されたすべてのマネージ (C#) ゲームロジックとスクリプトが含まれています。
  • ProjectName_BackUpThisFolder_ButDontShipItWithYourGame フォルダー: このフォルダーには、IL2CPP のビルド中に生成される中間ファイルが含まれています。このファイルは、配布ではなくデバッグに役立ちます。

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