Version: 2022.3
言語: 日本語
Play Asset Delivery の設定
ランタイムのアセッパックの管理

カスタムアセットパックの作成

カスタムアセットパックを作成するには、.androidpack で終わる名前のディレクトリを作成します。このディレクトリは、プロジェクトの Assets ディレクトリまたは任意のサブディレクトリ内の、任意の場所に配置できます。

重要: Unity は .androidpack ディレクトリからアセットをインポートしません。そのため、カスタムアセットパックのアセットを Unity シーン内で直接使用することはできません。カスタムアセットパックのアセットを使用するには、それに手動でアクセスし、ランタイムに動的にロードする必要があります。この方法については、ランタイムでのアセットパックの管理 を参照してください。

以下の手順は、MyAssets1 という名前のカスタムアセットパックを作成する方法を説明するものです。

  1. アセットパックを作成したいディレクトリに移動します。Assets に直接配置することも、Assets/CustomAssetPacks のようなサブディレクトリに配置することもできます。
  2. 新しいディレクトリを作成し、MyAssets1.androidpack と名付けます。これが新しいアセットパックのルートフォルダーになります。アセットパックの内容は、Android Studio が想定する構造と一致している必要があります。想定される構造については アセット配信を統合する を参照してください。唯一の例外は、build.gradle ファイルを追加する必要がないことです。
    ノート: アセットパック名は、文字で始まり、英数字またはアンダースコアで構成されている必要があります。複数のカスタムアセットパックを作成する場合は、必ず各アセットパックに固有の名前を付けてください。Assets1.androidpackMyAssets1.androidpack のように類似したアセットパック名は、Android App Bundle (AAB) のビルド失敗の原因となります。
  3. アセットパックにアセットを追加するには、アセットパック内の以下のフォルダーパス src/main/assets に配置します。
  4. デフォルトの配信モードは on-demand (オンデマンド) です。つまり、配信モードを変更しない場合は、ランタイムに手動でアセットパックをダウンロードする必要があります。この方法については、ランタイムでのアセットパックの管理 を参照してください。
  5. 異なる配信モードを使用するには、カスタムアセットパックのディレクトリ内に build.gradle というファイルを作成します。そのファイル内に以下を貼り付けてください。
apply plugin: 'com.android.asset-pack'
assetPack {
    packName = "MyAssets1"
    dynamicDelivery {
        deliveryType = "fast-follow"
    }
}

これにより、配信モードが fast-follow に設定されます。つまり、Google Play がアプリケーションをインストールした後にアセットパックを自動的にダウンロードするようになります。このファイルの形式については、アセット配信を統合する を参照してください。

ノート: build.gradle ファイル内で指定する packName は、設定したアセットパックのディレクトリ名から .androidpack 拡張子を除いたものと一致する必要があります。

その他の参考資料

Play Asset Delivery の設定
ランタイムのアセッパックの管理