Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
Play Asset Delivery の設定
ランタイムのアセットパックの管理

カスタムアセットパックの作成

カスタムアセットパックを作成するには、.androidpack で終わる名前のディレクトリを作成します。このディレクトリは、プロジェクトの Assets ディレクトリの任意の場所、または任意のサブディレクトリに置くことができます。

重要: Unity は、.androidpack ディレクトリからアセットをインポートしないため、カスタムアセットパックのアセットを Unity シーンで直接使用することはできません。カスタムアセットパックのアセットを使用するには、手動でアクセスし、ランタイムに動的にロードする必要があります。この方法については、ランタイムのアセットパックの管理 を参照してください。

以下のステップでは、MyAssets1 という名前のカスタムアセットパックの作成方法を説明します。

  1. アセットパックを作成したいディレクトリに移動します。Assets に直接置いたり、Assets/CustomAssetPacks のようなサブディレクトリに置くこともできます。
  2. 新しいディレクトリを作成し、MyAssets1.androidpack という名前を付けます。これは新しいアセットパックのルートフォルダーです。アセットパックのコンテンツは、Android Studio が期待する構造と一致する必要があります。一致しないと、プロジェクトのビルドに失敗します。期待される構造の詳細については、Asset Delivery を統合する を参照してください。唯一の例外は、build.gradle ファイルを追加する必要がないことです。
    ノート: アセットパックの名前は、英文字で始まり、英数字かアンダースコアで構成されていなければなりません。複数のカスタムアセットパックを作成する場合は、各アセットパックに一意の名前を選択してください。Assets1.androidpackMyAssets1.androidpack のように、アセットパック名が類似していると、Android App Bundle (AAB) のビルドが失敗します。
  3. アセットパックにアセットを追加するには、アセットパック内のフォルダーパス src/main/assets にアセットを配置します。
  4. デフォルトでは、配信モードは on-demand となっているため、配信モードを変更しない場合は、ランタイムに手動でアセットパックをダウンロードする必要があります。この方法については、ランタイムのアセットパックの管理 を参照してください。
  5. 異なる配信モードを使用するには、カスタムアセットパックのディレクトリ内に build.gradle というファイルを作成します。このファイルに以下の内容を貼り付けます。
apply plugin: 'com.android.asset-pack'
assetPack {
    packName = "MyAssets1"
    dynamicDelivery {
        deliveryType = "fast-follow"
    }
}

これにより、配信モードが fast-follow に設定され、Google Play がアプリケーションをインストールした後にアセットパックを自動的にダウンロードします。このファイルの形式の詳細については、Asset Delivery を統合する を参照してください。

ノート: build.gradle ファイルで指定する packName は、設定したアセットパックディレクトリ名 (.androidpack拡張子なし) と一致する必要があります。

追加リソース

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