このシェーダはオブジェクトの明るい部分と暗い部分を定義することが出来ます。二次的なテクスチャのアルファチャネルによりオブジェクトが,光で照らされていないときも,自ら“発光”する光を定義します。アルファチャネルにおいて,黒は光がゼロで,白は光が最大にオブジェクトから発光されてます。シーンにあるどのライトもシェーダの照明にさらに照らされます。もしオブジェクト自身が光を発光しないとしても,シーンのライトにより照らされます。
Specular(鏡面)はDiffuse(拡散)と同様のシンプル(Lambertian)ライティングを使用するのに加えてビューア依存の鏡面ハイライトを計算します。Blinn-Phongライティングモデルと呼ばれます。鏡面のハイライトは,表面の角度,ライトの角度,およびビューアングル,に依存します。ハイライトは実際にはリアルタイム表現向きの,光源からブラーのかかった反射のシミュレーションです。ハイライトのブラーの度合いはInspectorのShininessスライダで制御されます。
これに加えて,メインのテクスチャのアルファチャネルは鏡面マップ(時々“Gloss Map”とも呼ばれます)として動作し,オブジェクトのどの領域が他の部分より反射するか定義します。アルファの黒い部分は鏡面反射がゼロとなり,白い領域は完全な鏡面反射となります。これはオブジェクトの異なるエリアで鏡面の反射レベルを変更したい場合に便利です。例えば,錆びた金属などは低い鏡面性を使用し,磨かれた金属は高い鏡面性を使用します。口紅は肌よりも鏡面性を高く,肌は綿の服よりも鏡面性を高くします。良く出来た鏡面マップはプレイヤーを関心させるのに大きな違いを生みます。
一般に,このシェーダでは少ない費用でレンダリングできます。 詳細については,Shader Peformance を参照してください。