タイムコードの同期の開始
このページでは、事前設定された Live Capture 環境に Timecode Synchronizer を追加して、接続されたデータソース出力を完全に同期する手順について説明します。
シナリオの前提条件と要件
このシナリオは、以下のステップが完了していることを前提としています。
- 1 台以上のモバイルデバイスに Live Capture パッケージ および利用可能ないずれかの コンパニオンアプリ をインストールしている。
- すべてのモバイルデバイスを Unity エディターに 接続している。
- Take Recorder を設定し、すべてのコンパニオンアプリでテイクを記録する準備を整えるために必要な要素を作成している (Virtual Camera および Face Capture の手順を参照)。
さらにこのシナリオでは、以下が必要になります。
- Tentacle Sync タイムコードジェネレーター。
- リニアタイムコード (LTC) 信号を提供できるオーディオデバイス。
ノート: このシナリオでは、タイムコードをモバイルアプリケーションに中継するのに、Tentacle Sync を LTC オーディオデバイスのスレーブとして使用します。LTC オーディオデバイスがマスタータイムコードソースです。
ハードウェアの接続と設定
LTC オーディオデバイスをマイクまたは Unity エディターワークステーションのライン入力ポートに接続します。
LTC オーディオデバイスを Tentacle Sync タイムコードジェネレーターの入力ポートに接続します。
LTC オーディオソースと Tentacle Sync タイムコードジェネレーターがオンになっていることと、期待されるマスター/スレーブ関係に応じて適切に設定されていることを確認します (各ドキュメントを参照)。
すべてのモバイルデバイスで Bluetooth を有効にします。
Timecode Synchronizer の設定
Unity エディターの Hierarchy で現在のシーンを右クリックして、Live Capture > Timecode Synchronizer の順に選択します。
これにより Timecode Synchronizer コンポーネントを含む Timecode Synchronizer ゲームオブジェクトが作成されます。この同じゲームオブジェクトに LTC Timecode Source コンポーネントを追加します。
適切なタイムコードソースの選択
Unity エディターで以下の操作を行います。
a. Timecode Synchronizer コンポーネントで Timecode Source を LTC (Timecode Synchronizer) に設定します。
b. LTC Timecode Source コンポーネントで、接続されたオーディオデバイスと LTC 信号に応じて 設定を調整 します。
各モバイルデバイス で以下の操作を行います。
a. コンパニオンアプリで、左上の歯車アイコンを選択します。
b. Settings の Timecode で、Source を Tentacle Sync に設定します。
データソースの同期
Unity エディターの Timecode Synchronizer コンポーネントで + (プラス記号) ボタンをクリックして、データソースを選択します。
ノート: データソースの選択肢のリストには、現在接続しているすべてのコンパニオンアプリが含まれています。利用可能なすべてのデータソースについて上記のステップを繰り返します。
Calibrate ボタンをクリックします。
これですべてのデータソースが同期されました。
同期の設定を調整し、表示されたステータスを理解するには、Timecode Synchronizer コンポーネント の説明を参照してください。