Universal Additional Camera Data コンポーネントとは、Universal Render Pipeline (ユニバーサルレンダーパイプライン、URP) が内部データストレージ用に使用するコンポーネントです。Universal Additional Camera Data コンポーネントを使用すると、URP が Unity の標準の Camera コンポーネントの機能と外観を継承してオーバーライドできるようになります。
URP では、Camera コンポーネントが含まれているゲームオブジェクトには、Universal Additional Camera Data コンポーネントも含める必要があります。プロジェクトで URP を使用している場合は、カメラゲームオブジェクトを作成すると、自動的に Universal Additional Camera Data コンポーネントが追加されます。カメラゲームオブジェクトから Universal Additional Camera Data コンポーネントを削除することはできません。
スクリプトを使用して URP の制御やカスタマイズを行わない場合は、Universal Additional Camera Data コンポーネントについて必要な作業はありません。
スクリプトを使用して URP の制御やカスタマイズを行う場合は、以下の方法でカメラの Universal Additional Camera Data コンポーネントにアクセスできます。
UniversalAdditionalCameraData cameraData = camera.GetUniversalAdditionalCameraData();
ノート:GetUniversalAdditionalCameraData() メソッドを使用するには、UnityEngine.Rendering.Universal 名前空間を使用する必要があります。これを行うには、スクリプトの先頭に using UnityEngine.Rendering.Universal; というステートメントを追加します。
詳細は、UniversalAdditionalCameraData API を参照してください。
スクリプトで Universal Additional Camera Data コンポーネントに頻繁にアクセスする必要がある場合は、不要な CPU 処理が発生しないように、リファレンスをキャッシュすることをお勧めします。
ノート:カメラのプリセットを使用する場合は、一部のプロパティのみがサポートされます。サポートされないプロパティは非表示になります。