Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
URP でのポストプロセス
URP でポストプロセスを追加する

URP でのポストプロセスの概要

Universal Render Pipeline (ユニバーサルレンダーパイプライン、URP) には、ポストプロセス エフェクトの実装が統合されています。この実装では、ポストプロセスエフェクトに ボリューム フレームワークが使用されます。

URP は Post Processing Stack v2 パッケージと互換性がありません。

下の画像は、URP ポストプロセスを使用したシーンと使用していないシーンを示しています。

ポストプロセスなしのシーン
ポストプロセスなしのシーン
ポストプロセスありのシーン
ポストプロセスありのシーン

ノート: URP は OpenGL ES 2.0 でのポストプロセスをサポートしていません。

モバイルデバイス向けの URP のポストプロセス

ポストプロセスエフェクトは、大量のフレーム時間を消費することがあります。モバイルデバイス向けに URP を使用する場合、以下のエフェクトがデフォルトで最も “モバイルフレンドリー” です。

  • Bloom (High Quality Filtering は無効にする)
  • Chromatic Aberration
  • Color Grading
  • Lens Distortion
  • Vignette

ノート: 被写界深度については、ローエンドデバイスでは Gaussian 被写界深度を使用することをお勧めします。コンソールやデスクトッププラットフォームでは、Bokeh 被写界深度を使用してください。

VR 向けの URP のポストプロセス

VR (仮想現実) アプリや VR ゲームでは、一部のポストプロセスエフェクトが VR 酔いや方向感覚喪失の原因となることがあります。テンポの速いアプリや高速なアプリで VR 酔いを軽減するには、VR 用の Vignette エフェクトを使用し、VR 用の Lens Distortion エフェクト、Chromatic Aberration エフェクト、Motion Blur エフェクトの使用を避けてください。

URP でのポストプロセス
URP でポストプロセスを追加する