デフォルトでは、Unity エディターのインストールは管理者権限が必要なプロセスです。
2023.1 から、特別な権限を付与せずに Windows の標準ユーザーによる Unity エディターのインストールを有効化できるようになりました。
この機能を有効にすると、Unity インストーラーが 検出しない依存関係 (Visual C++ ランタイムライブラリなど) のみをインストールする場合の管理者の手間を減らすことができます。これらの依存関係は頻繁に変更されないため、標準ユーザーが Unity エディターの他のインスタンスをインストールするたびに管理者が介入する必要はありません。
C:\ProgramData\Unity\config フォルダーへの書き込みアクセス権があることを確認します。
JSON ファイルを編集するときは、以下のルールに従ってください。
Get-Content コマンドレットと ConvertFrom-Json コマンドレットを使用できます。標準ユーザーが Unity エディターをインストールできるようにするには、次の手順に従います。
以下のパスが存在することを確認してください。必要に応じてフォルダーを作成します。
C:\ProgramData\Unity\config
以下のファイルが存在することを確認します。必要に応じてファイルを作成します。
C:\ProgramData\Unity\config\services-config.json
ファイルを作成する必要がある場合は、少なくとも以下の内容が含まれていることを確認してください。
{
}
services-config.json の波かっこの間に以下のエントリーを追加します。
"hubDisableElevate": true
オプション:同じコンピューターの複数のユーザーが、同じバージョンを複数回インストールせずに Unity エディターのバイナリファイルを共有できるようにするには、C:\UnityEditors など、すべての Unity エディターの共通の保存先となるフォルダーを作成します。重要:このフォルダーへの 読み取り および 書き込み アクセス権が すべてのユーザー に付与されていることを確認します。
オプション:前のステップで共通フォルダーを作成した場合は、machineWideSecondaryInstallLocation キーを services-config.json に追加して、Unity Hub がこのフォルダーを使用するようにします。前のステップのフォルダーを使用すると、エントリーは以下のようになります。
"machineWideSecondaryInstallLocation": "C:\\UnityEditors"
Unity Hub を終了し、タスクバーに最小化されているだけでなく、停止していることを確認します。
上記の手順の値を使用したサンプルの services-config.json ファイルは以下のようになります。
{
"hubDisableElevate": true,
"machineWideSecondaryInstallLocation": "C:\\UnityEditors"
}
標準ユーザーのコンピューターは、依存関係がない限り、管理者の介入なしで Unity エディターをインストールできるようになりました。依存関係は管理者がインストールする必要があります。
ここでは、標準ユーザーに表示される可能性がある依存関係の警告の例を示します。
欠落している依存関係に関する警告を標準ユーザーが受け取ると、インストーラーは依存関係のリストをテキストファイルに書き込みます。警告は、このテキストファイルの場所を識別します。標準ユーザーが Unity を安定して使用するには、管理者がこれらの依存関係をインストールする必要があります。
Unity インストーラーによって生成される可能性のある、欠落している依存関係のリストの例を示します。
Dependency: Visual C++ 2010 runtime (x64)
Download location: https://www.microsoft.com/en-ca/download/details.aspx?id=26999
Local Installer: C:\Users\nonadmin\AppData\Local\Unity 2023.1.0a5\MissingDependencies\vcredist_x64_2010.exe
Dependency: Visual C++ 2013 runtime (x64)
Download location: https://www.microsoft.com/en-ca/download/details.aspx?id=40784
Local Installer: C:\Users\nonadmin\AppData\Local\Unity 2023.1.0a5\MissingDependencies\vcredist_x64_2013.exe
Dependency: Visual C++ 2015 runtime (x64)
Download location: https://www.microsoft.com/en-ca/download/details.aspx?id=48145
Local Installer: C:\Users\nonadmin\AppData\Local\Unity 2023.1.0a5\MissingDependencies\vcredist_x64_2015.exe
Make sure that the following rules are set:
netsh advfirewall firewall delete rule name=all program='C:\Users\nonadmin\AppData\Local\Unity 2023.1.0a5\Editor\Unity.exe'
netsh advfirewall firewall delete rule name=all program='C:\Users\nonadmin\AppData\Local\Unity 2023.1.0a5\Editor\Data\Tools\nodejs\node.exe'
netsh advfirewall firewall add rule name='Unity 2023.1.0a5 Editor' dir=in action=allow program='C:\Users\nonadmin\AppData\Local\Unity 2023.1.0a5\Editor\Unity.exe' profile=domain protocol=any
netsh advfirewall firewall add rule name='Unity 2023.1.0a5 Editor' dir=in action=block program='C:\Users\nonadmin\AppData\Local\Unity 2023.1.0a5\Editor\Unity.exe' profile=public protocol=any