ユーザー設定に合わせた最適化

Android の ゲームモード 機能は、ユーザーがアプリケーションをどのように最適化したいかを指示します。これにより、アプリケーションを通常どおりに実行するか、バッテリー寿命に最適化するか、パフォーマンスに最適化するかをユーザーが決められるようになります。

要件と互換性

Android のゲームモード機能には Android バージョン 13 が必要です。

Unity でのゲームモードの使用

Unity では、アプリケーションの現在のゲームモードを取得するために、AndroidGame.GameMode プロパティを提供しています。

現在のゲームモードに応じて、Unity アプリケーションをユーザーの希望に合わせて調整する必要があります。例えば、ゲームモードが バッテリー節約モード に設定されている場合、ユーザーはアプリケーションをできるだけ長く実行することを求めています。この場合、効果と計算のリソース負荷を減らして、アプリケーションがデバイスのバッテリー寿命に与える影響を減らす必要があります。これには以下が含まれます。

• アプリケーションのフレームレートまたは解像度を下げる。
• LOD バイアスを減らし、カメラのより近くに低い LOD を使用する。
• 特定のレイヤーのカリング距離を短くする。
• ネットワークコールやセンサーの使用を削減するか、バッチ処理を可能にする。

ゲームモードが パフォーマンス最適化 に設定されている場合、ユーザーはアプリケーションの外観および再生の品質をできるだけ向上することを求めています。この場合、より多くの効果を有効にし、バッテリーの消費はあまり注意する必要はありません。

ヒント: リソース負荷が高い場合アプリケーションの全体的なパフォーマンスを向上させる場合、Adaptive Performance パッケージ の使用を検討してください。モバイルデバイスの熱と電力の状態に関するフィードバックを提供し、サーマルスロットリングやバッテリーの過剰な消費を防ぐために適切な対応を行うことができます。