Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
Gradle テンプレート
Gradle プロジェクトファイルの変更

Gradle テンプレート変数

カスタム Gradle テンプレートファイルでは、以下の変数を使用できます。

変数 説明
ABIFILTERS アプリケーションがサポートする必要があるアプリケーションバイナリインターフェース (ABI) を指定します。例: armeabi-v7aarm64-v8a など。Gradle は、指定された ABIFILTERS 値に対するアプリケーションビルドのみを作成します。
APIVERSION ビルドのターゲットとなる API バージョン。Unity は、APIVERSIONTARGETSDK を同じ値 (Android Player SettingsTarget API Level) に設定します。
APPLICATIONID Android アプリケーション ID。例えば、com.mycompany.myapp
APPLY_PLUGINS ビルドプロセス中に使用する Gradle プラグインのリストを指定します。
BUILDTOOLS 使用する SDK ビルドツール。
BUILD_SCRIPT_DEPS ビルドプロセス中に必要な依存関係とリポジトリのリストを指定します。
BUILTIN_NOCOMPRESS 圧縮から除外するファイル拡張子のデフォルトリストを指定します。ファイル拡張子は .unity3d.ress.resource.obb.bundle.unityexp です。
DEBUGSYMBOLLEVEL アプリケーションのデバッグに必要なデバッグメタデータを含むシンボルパッケージの種類を示します。デバッグメタデータがいらない場合は none、シンボルテーブルのみを持つシンボルパッケージの場合は symbol_table、シンボルテーブルとデバッグ情報を持つシンボルパッケージの場合は full に値を設定できます。
DEFAULT_CONFIG_SETUP android.defaultConfig の追加設定コンポーネントを指定します。
DEPS プロジェクト依存関係のリスト。これは、プロジェクトが使用するライブラリのリストです。
DIR_GRADLEPROJECT Unity が Gradle プロジェクトを作成するディレクトリ。
DIR_UNITYPROJECT Unity プロジェクトのディレクトリ。
EXTERNAL_SOURCES GameActivity、Swappy ネイティブブライブラリなどのビルドアーティファクトの生成に必要なビルドスクリプト。
GOOGLE_PLAY_DEPENDENCIES アプリケーションに必要な Google Play サービスを指定します。例えば、com.google.android.gms:play-services-ads:23.2.0
IL_CPP_BUILD_SETUP libil2cpp.so などの IL2CPP に関連するビルドアーティファクトの生成に必要なビルドスクリプト。
LAUNCHER_SOURCE_BUILD_SETUP Unity の内部ビルドスクリプト。
LIBSDKTARGET Unity ライブラリがサポートするターゲット API レベル。
MINIFY_DEBUG デバッグビルドを小型化するかどうかを示します。
MINIFY_RELEASE リリースビルドを小型化するかどうかを示します。
MINSDK アプリケーションをサポートする最小 API バージョン。
NAMESPACE アプリケーションの名前空間。例えば、com.MyCompany.MyApp
NDKPATH External Tools メニューの Android セクションに設定された Android Native Development Kit (NDK) のインストールフォルダーパスを指定します。Edit > Preferences > External Tools (macOS:Unity > Settings > External Tools)。
NDKVERSION Unity が使用している Android NDK (Native Development Kit) のバージョン。例えば、ndkVersion "20.0.5594570"
PACKAGING 必要な APK パッケージ化オプションを指定します。
PLAY_ASSET_PACKS アプリケーションに加える アセットパック を指定します。
SIGN このビルドが署名される場合は、signingConfigs セクションを設定します。
SIGNCONFIG ビルドが署名されるかどうかを示します。このプロパティを signingConfig.release に設定すると、ビルドは署名されます。
SOURCE_BUILD_SETUP Unity の内部ビルドスクリプト。
SPLITS アプリケーションが複数の APK ビルドをサポートするかどうかを示します。
SPLITS_VERSION_CODE 分割された APK のバージョンコードを設定するビルドスクリプト。
TARGETSDK ターゲットとなる API バージョン。Unity は、TARGETSDK と APIVERSION を同じ値 (Android Player SettingsTarget API Level) に設定します。
USER_PROGUARD 小型化に使用するカスタム ProGuard ファイルを指定します。
VERSIONCODE アプリケーションの内部バージョン番号。アプリケーションのバージョンがどれだけ新しいかを示すために使用します。数値が大きいほど、より新しいバージョンを表します。
VERSIONNAME 文字列で表されるアプリケーションのバージョン番号。このバージョン番号はユーザーに表示されます。

カスタム settingsTemplate.gradle ファイルには、以下の変数を加えることもできます。

変数 説明
INCLUDES Gradle プロジェクトに加える Android ライブラリプラグインのリスト。
ARTIFACTORYREPOSITORY Unity の maven リポジトリへの参照を内部のみで使用するために追加します。Unity は、ビルドプロセス中にこれを削除します。

カスタム gradleTemplate.properties ファイルには、以下の変数を加えることもできます。

変数 説明
ADDITIONAL_PROPERTIES アプリケーションの追加プロパティを加えます。これには次が含まれます。
• Gradle テンプレートバージョン。
• Unity プロジェクトへのパス。
• アプリケーションが Android アプリケーションバンドル 公開形式を使用している場合は、ネイティブライブラリを圧縮したままにすることを示すフラグ。
• アプリケーションが GameActivity アプリケーションエントリーポイントを使用する場合は、AndroidX を使用することを示すフラグ。
JVM_HEAP_SIZE Java 仮想マシン (JVM) ヒープ の最大サイズ。
STREAMING_ASSETS Gradle が圧縮しない、Steaming Assets フォルダー内のファイルのリスト。

追加リソース

Gradle テンプレート
Gradle プロジェクトファイルの変更