カスタム Gradle テンプレートファイルでは、以下の変数を使用できます。
| 変数 | 説明 |
|---|---|
| ABIFILTERS | アプリケーションがサポートする必要があるアプリケーションバイナリインターフェース (ABI) を指定します。例: armeabi-v7a、arm64-v8a など。Gradle は、指定された ABIFILTERS 値に対するアプリケーションビルドのみを作成します。 |
| APIVERSION | ビルドのターゲットとなる API バージョン。Unity は、APIVERSION と TARGETSDK を同じ値 (Android Player Settings の Target API Level) に設定します。 |
| APPLICATIONID | Android アプリケーション ID。例えば、com.mycompany.myapp。 |
| APPLY_PLUGINS | ビルドプロセス中に使用する Gradle プラグインのリストを指定します。 |
| BUILDTOOLS | 使用する SDK ビルドツール。 |
| BUILD_SCRIPT_DEPS | ビルドプロセス中に必要な依存関係とリポジトリのリストを指定します。 |
| BUILTIN_NOCOMPRESS | 圧縮から除外するファイル拡張子のデフォルトリストを指定します。ファイル拡張子は .unity3d、.ress、.resource、.obb、.bundle、.unityexp です。 |
| DEBUGSYMBOLLEVEL | アプリケーションのデバッグに必要なデバッグメタデータを含むシンボルパッケージの種類を示します。デバッグメタデータがいらない場合は none、シンボルテーブルのみを持つシンボルパッケージの場合は symbol_table、シンボルテーブルとデバッグ情報を持つシンボルパッケージの場合は full に値を設定できます。 |
| DEFAULT_CONFIG_SETUP |
android.defaultConfig の追加設定コンポーネントを指定します。 |
| DEPS | プロジェクト依存関係のリスト。これは、プロジェクトが使用するライブラリのリストです。 |
| DIR_GRADLEPROJECT | Unity が Gradle プロジェクトを作成するディレクトリ。 |
| DIR_UNITYPROJECT | Unity プロジェクトのディレクトリ。 |
| EXTERNAL_SOURCES | GameActivity、Swappy ネイティブブライブラリなどのビルドアーティファクトの生成に必要なビルドスクリプト。 |
| GOOGLE_PLAY_DEPENDENCIES | アプリケーションに必要な Google Play サービスを指定します。例えば、com.google.android.gms:play-services-ads:23.2.0。 |
| IL_CPP_BUILD_SETUP |
libil2cpp.so などの IL2CPP に関連するビルドアーティファクトの生成に必要なビルドスクリプト。 |
| LAUNCHER_SOURCE_BUILD_SETUP | Unity の内部ビルドスクリプト。 |
| LIBSDKTARGET | Unity ライブラリがサポートするターゲット API レベル。 |
| MINIFY_DEBUG | デバッグビルドを小型化するかどうかを示します。 |
| MINIFY_RELEASE | リリースビルドを小型化するかどうかを示します。 |
| MINSDK | アプリケーションをサポートする最小 API バージョン。 |
| NAMESPACE | アプリケーションの名前空間。例えば、com.MyCompany.MyApp。 |
| NDKPATH | External Tools メニューの Android セクションに設定された Android Native Development Kit (NDK) のインストールフォルダーパスを指定します。Edit > Preferences > External Tools (macOS:Unity > Settings > External Tools)。 |
| NDKVERSION | Unity が使用している Android NDK (Native Development Kit) のバージョン。例えば、ndkVersion "20.0.5594570"。 |
| PACKAGING | 必要な APK パッケージ化オプションを指定します。 |
| PLAY_ASSET_PACKS | アプリケーションに加える アセットパック を指定します。 |
| SIGN | このビルドが署名される場合は、signingConfigs セクションを設定します。 |
| SIGNCONFIG | ビルドが署名されるかどうかを示します。このプロパティを signingConfig.release に設定すると、ビルドは署名されます。 |
| SOURCE_BUILD_SETUP | Unity の内部ビルドスクリプト。 |
| SPLITS | アプリケーションが複数の APK ビルドをサポートするかどうかを示します。 |
| SPLITS_VERSION_CODE | 分割された APK のバージョンコードを設定するビルドスクリプト。 |
| TARGETSDK | ターゲットとなる API バージョン。Unity は、TARGETSDK と APIVERSION を同じ値 (Android Player Settings の Target API Level) に設定します。 |
| USER_PROGUARD | 小型化に使用するカスタム ProGuard ファイルを指定します。 |
| VERSIONCODE | アプリケーションの内部バージョン番号。アプリケーションのバージョンがどれだけ新しいかを示すために使用します。数値が大きいほど、より新しいバージョンを表します。 |
| VERSIONNAME | 文字列で表されるアプリケーションのバージョン番号。このバージョン番号はユーザーに表示されます。 |
カスタム settingsTemplate.gradle ファイルには、以下の変数を加えることもできます。
| 変数 | 説明 |
|---|---|
| INCLUDES | Gradle プロジェクトに加える Android ライブラリプラグインのリスト。 |
| ARTIFACTORYREPOSITORY | Unity の maven リポジトリへの参照を内部のみで使用するために追加します。Unity は、ビルドプロセス中にこれを削除します。 |
カスタム gradleTemplate.properties ファイルには、以下の変数を加えることもできます。
| 変数 | 説明 |
|---|---|
| ADDITIONAL_PROPERTIES | アプリケーションの追加プロパティを加えます。これには次が含まれます。 • Gradle テンプレートバージョン。 • Unity プロジェクトへのパス。 • アプリケーションが Android アプリケーションバンドル 公開形式を使用している場合は、ネイティブライブラリを圧縮したままにすることを示すフラグ。 • アプリケーションが GameActivity アプリケーションエントリーポイントを使用する場合は、AndroidX を使用することを示すフラグ。 |
| JVM_HEAP_SIZE | Java 仮想マシン (JVM) ヒープ の最大サイズ。 |
| STREAMING_ASSETS | Gradle が圧縮しない、Steaming Assets フォルダー内のファイルのリスト。 |