Memory Profiler モジュールの概要
Memory Profiler モジュールは、アプリケーションに割り当てられたすべてのメモリを表すカウンターを視覚化します。メモリモジュールを使用して、Unity がメモリをどこに割り当て、どのカテゴリでメモリを使用したかを視覚化できます。
ビルトイン Memory Profiler モジュールは、アプリケーションのメモリ割り当ての基本的な概要を表示します。
アプリケーションのメモリ使用の詳細な内訳を表示するには、Memory Profiler パッケージ を使用します。このパッケージにより Unity エディターに Memory Profiler ウィンドウが追加されます。これを使用して、アプリケーションのメモリ使用量を Memory Profiler モジュールよりも詳細に分析できます。スナップショットを保存して比較することでメモリリークを発見したり、メモリレイアウトを確認してメモリの断片化の問題を発見したりできます。Memory Profiler パッケージの詳細については、Memory Profiler パッケージのドキュメント を参照してください。
Unity エディターのメモリプロファイリング
再生モードでアプリケーションをプロファイル すると、Memory Profiler モジュールは、ターゲットデバイス上にビルドされた同様のアプリケーションのプロファイルよりも高いデータ使用量をレポートします。これは、Unity エディターがメモリを消費する特定のオブジェクトを使用し、エディターウィンドウ自体が余分なメモリを使用するためです。
メモリが余分に使用される原因の 1 つは、Unity がテクスチャなどのオブジェクトをエディターで読み取り/書き込みが可能なものとして扱い、CPU に各テクスチャの余分なコピーを保持するためです。これにより、レポートされるエディターでのテクスチャのメモリ使用量が実質的に 2 倍になります。テクスチャによるメモリ使用量をより正確に把握するには、ターゲットプラットフォームで実行されているアプリケーションのビルドバージョンをプロファイル します。
Unity は、プロファイラー自体が使用するメモリを再生モードのメモリから明確に分離できないため、プロファイラープロセスが使用するメモリも Profiler ウィンドウに表示されます。
このことを忘れないように、プロファイラーターゲットが再生モードまたはエディターに設定されている場合、Memory Profiler モジュールの詳細ペインの上部に警告が表示されます。アプリケーションのより正確な数値とメモリ使用量を把握するには、実行予定のターゲットデバイスおよび OS でアプリケーションをプロファイルします。詳細については、アプリケーションのプロファイル を参照してください。