Version: 2023.1
言語: 日本語
Chrome OS
ChromeOS の使用にあたって

要件と互換性

重要: ChromeOS は Unity エディターのプラットフォームとしてサポートされていません。

ChromeOS 用の開発は Android 用の開発とよく似ていますが、注意しなければならない違いがあります。ChromeOS 用アプリケーションの開発を始める前に、ChromeOS 固有の要件、機能の互換性、既知の問題を確認してください。

要件

ChromeOS のシステム要件は Android 用の開発 と類似しています。唯一の違いは USB 接続の問題があることです。これを避けるために、Wi-Fi/Ethernet で Unity エディターを ChromeOS デバイスに接続することができます。

Unity は、ノート PC、タブレット、ネットブック、デスクトップ型の全てのブランドの Chrome OS デバイスをサポートしています。Chromecast デバイスはサポートされていません。Unity は、Chrome OS バージョン R89 および、それ以降の安定したリリースチャンネルによるリリースをサポートしています。他のプラットフォームと同様に、ベータ版や開発版の OS ビルドは自己判断で使用することができます。

互換性

次の表は、ChromeOS 用のアプリケーション開発にあたってサポートされる機能を説明したものです。

機能 互換性
x86 および x86_64 アーキテクチャ ChromeOS を実行するデバイスでのみサポートされます。これらのアーキテクチャは、Intel プロセッサーを搭載した Android デバイスではサポートされません。
どちらのアーキテクチャも IL2CPP のみをサポートしています。Mono はサポートされていません。
Project Tiny ChromeOS x86 および x86–64 デバイスではサポートされていません。
(Unity Physics パッケージの) Havok Physics サポートされていません。
スクリプトのデバッグとプロファイリング Android Debug Bridge を使用する場合のみ、Wi-Fi または Ethernet でサポートされます。
スクリプトのみのビルド サポートされていません。
Android Studio でのプロファイリングとデバッグ Supported only when your target device is in Developer Mode.
For more information, refer to the Chromium documentation.
Unity ビデオプレイヤー H.264 ビデオ形式は ChromeOS デバイスでサポートされています。H.265 ビデオ形式はサポートされていません。

既知の問題点

  • 全方向への自動回転をサポートしているアプリケーションで、いくつかのバグが発生する場合があります。これには、画面が自動回転すべきでない時に自動回転したり、画面が Unity によって誤った解像度に設定されたりするバグなどが含まれます。
  • クラムシェルモードとタブレットモードの両方を備えた ChromeOS デバイスでは、サイズ変更不可のウィンドウが正しく動作しません。タブレットモードの時に、アプリケーションが全画面表示になり、クラムシェルモードに戻っても元のサイズに戻らなくなります。
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