Version: 2022.2
言語: 日本語
Chrome OS
ChromeOS の使用にあたって

要件と互換性

重要: ChromeOS は Unity エディターのプラットフォームとしてサポートされていません。

ChromeOS 用の開発は Android 用の開発とよく似ていますが、注意しなければならない違いがあります。ChromeOS 用アプリケーションの開発を始める前に、ChromeOS 固有の要件、機能の互換性、既知の問題を確認してください。

要件

ChromeOS のシステム要件は Android 用の開発 と類似しています。唯一の違いは USB 接続の問題があることです。これを避けるために、Wi-Fi/Ethernet で Unity エディターを ChromeOS デバイスに接続することができます。

Unity は、ノート PC、タブレット、ネットブック、デスクトップ型の全てのブランドの Chrome OS デバイスをサポートしています。Chromecast デバイスはサポートされていません。Unity は、Chrome OS バージョン R89 および、それ以降の安定したリリースチャンネルによるリリースをサポートしています。他のプラットフォームと同様に、ベータ版や開発版の OS ビルドは自己判断で使用することができます。

互換性

次の表は、ChromeOS 用のアプリケーション開発にあたってサポートされる機能を説明したものです。

機能 互換性
x86 および x86_64 アーキテクチャ ChromeOS を実行するデバイスでのみサポートされます。これらのアーキテクチャは、Intel プロセッサーを搭載した Android デバイスではサポートされません。
どちらのアーキテクチャも IL2CPP のみをサポートしています。Mono はサポートされていません。
Project Tiny ChromeOS x86 および x86–64 デバイスではサポートされていません。
(Unity Physics パッケージの) Havok Physics サポートされていません。
スクリプトのデバッグとプロファイリング Android Debug Bridge を使用する場合のみ、Wi-Fi または Ethernet でサポートされます。
スクリプトのみのビルド サポートされていません。
Android Studio でのプロファイリングとデバッグ ターゲットデバイスが Developer Mode の場合のみサポートされます。
詳しくは、Chromium のドキュメント を参照してください。
Unity ビデオプレイヤー H.264 ビデオ形式は ChromeOS デバイスでサポートされています。H.265 ビデオ形式はサポートされていません。

既知の問題点

  • 全方向への自動回転をサポートしているアプリケーションで、いくつかのバグが発生する場合があります。これには、画面が自動回転すべきでない時に自動回転したり、画面が Unity によって誤った解像度に設定されたりするバグなどが含まれます。
  • クラムシェルモードとタブレットモードの両方を備えた ChromeOS デバイスでは、サイズ変更不可のウィンドウが正しく動作しません。タブレットモードの時に、アプリケーションが全画面表示になり、クラムシェルモードに戻っても元のサイズに戻らなくなります。
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