検索プロバイダー

検索の種類によって、検索プロバイダーは異なります。検索プロバイダーはコンテンツの検索とフィルタリングを可能にします。各検索プロバイダーには一意の検索トークンがあります。検索トークンは、特定の検索プロバイダーだけを使用して検索するために、検索フィールドで使用するテキスト文字列です。

デフォルトでは、除外しない限り、すべての検索で Project、Hierarchy、Settings の検索プロバイダーが使用されます。

Search は、追加のオプトイン検索プロバイダーを提供します。明示的に使用しない限り、Search はオプトインの検索プロバイダーを無視します。オプトインの検索プロバイダーは、デフォルトの検索プロバイダーとは以下の点で異なります。

検索トークンを使ってのみ、それらを実行することができます。オプトインの検索プロバイダーを他のSearch プロバイダーと組み合わせることはできません。

すべてのデフォルトの検索プロバイダーを使用して検索を実行するには、検索フィールドに検索語を入力します。入力したとおりに結果が表示されます。
オプトインの検索プロバイダーを使用して検索を行うには、検索プロバイダーの検索トークンを検索語の前に付けます。

More (⋮) メニューを開くと、検索プロバイダーのリストとそのプレフィックスを表示できます。

デフォルトの検索プロバイダー

プロバイダー	機能	検索トークン	例
Project	プロジェクトアセットを検索します。	`p:` (“project” の頭文字)	`p:Player` “Player” という用語に一致するアセットを検索します。
Hierarchy	シーン内のゲームオブジェクトを検索します。	`h:` (“hierarchy” の頭文字)	`h:Main Camera` 現在のシーンで “Main Camera” という用語に一致するゲームオブジェクトを検索します。
Settings	全てのプロジェクト設定と環境設定を検索します。	`set:`	`set:VFX` “VFX” という用語に一致する、プロジェクト設定と環境設定のページを検索します。

オプトイン検索プロバイダー

プロバイダー	機能	検索トークン	例
Expression	このトークンは必須ではありません。検索式はトークンなしで認識されます。
Menus	Unity のメインメニューを検索します。	`m:`	`m:TextMesh Pro` Unity のメインメニューで “TextMesh Pro” を含むコマンドを検索します。
Asset Database	AssetDatabase を検索します。これは、(エディターの構築に使用される全てのアイコン/リソースが含まれる) エディターリソースバンドルを検索する際に役立ちます。これらのバイナリリソースはインデックス化されていないからです。	`adb:`
Help	ヘルプを検索します。	`?`	`?asset` “Asset” という言葉を含むヘルプエントリーを検索します。
Calculator	数式を計算します。	`=`	`=23+29/2` `23+29/2` という式の答えを計算します。
Files	ファイルを検索します。	`find:`	`find:Paint Mat` “paint” と “mat” の両方の用語を含む全てのアセットのパス (例: PaintBrush_Mat.mat, DryWallPainted_Mat.mat) を検索します。
Static API Method	静的APIメソッドを検索し、実行します。	`#`	`#Mesh` 名前に “Mesh” が含まれる静的 API メソッドを検索します。
Packages	Unity パッケージのデータベースを検索します。	`pkg:`	`pkg:vector` Unity パッケージのデータベースで “vector” という用語に一致するパッケージを検索します。
Asset Store	Unity Asset Store を検索します。	`store:`	`store:texture` Unity Asset Store で、“texture” という用語にマッチするアセットを検索します。
Performance	Unity で利用可能な全てのパフォーマンストラッカーを検索します。これはパフォーマンスのボトルネックを見つけるために役立ちます。	`performance:`
Saved Queries	保存されたクエリーを検索します。	`q:`	`q:enemies` “enemies” という用語を含む全ての検索クエリアセットを検索します。
Logs	`Editor.log` ファイルを検索します。	`log:`	`log:cache` `Editor.log` ファイルで “cache” に一致する情報を検索します。

また、独自の検索プロバイダーを作成することも可能です。

検索プロバイダーの除外

特定の検索プロバイダーを通常の検索から除外することができます。プロバイーを除外するには、以下のいずれかを行います。

フィルターのペインからプロバイダーをミュートします。プロバイダーをミュートにすると、検索ではそのプロバイダーは使用されませんが、そのバックグラウンドアクティビティ (Unity のインデックス作成など) は引き続き実行されます。
Preferences 設定からプロバイダーを無効にします。プロバイダーを無効にすると、検索はそのプロバイダーをまったく使用せず、そのプロバイダーのバックグラウンドの活動もすべて停止します。

Search オブジェクトピッカー

プロジェクトアセットの検索