Version: 2020.2
言語: 日本語
Git の依存関係
トラブルシューティング

ローカルフォルダまたは .tgz ファイルのパス

依存関係は、 パッケージを含む任意のローカルフォルダーか .tgz ファイルで指定できます。この機能は、 ローカルでのオフライン開発とテストに役立ちます。

ノート: ローカルファイルシステム上のパッケージを Git の依存関係として参照したい場合は、代わりに file://<url> の形式を使用してください。Unity では、ローカルでアクセス可能な Git リポジトリをファイルパスで直接参照できません。file://<url> 形式の詳細については、Git の依存関係 を参照してください。

このセクションでは、プロジェクトマニフェストを使用してローカルの依存関係を設定する方法について説明します。代わりに Package Manager ウィンドウを使用する場合は、以下のページに従ってください。

パス参照は常に file: プレフィックスで始まり、パスの区切り文字にはスラッシュ (/) を使用します。

ノート: Windows では、バックスラッシュ (\) を使うこともできますが、1 つ 1 つエスケープする必要があります (例えば、"file:..\\github\\my_package_folder" または "file:C:\\Users\\my_username\\github\\my_package_folder"のように)。これらのパスは、フォワードスラッシュほど見やすいものではありません。タイプミスしやすく、Windows マシン以外では使えません。これらの理由から、フォワードスラッシュの使用が推奨されます。

絶対パス、またはプロジェクト Packages フォルダー (プロジェクトマニフェストのルートフォルダー) からの相対パスを使用できます。つまり、2 つのドット (..) が前に付いたパスは、プロジェクトパスのルートを示します。例えば、../another_folderPackages フォルダーの兄弟です。

ヒント: フォワードスラッシュを使った相対パスは、同じリポジトリのプロジェクトやパッケージを追跡する際に、異なるマシンやオペレーティングシステム間でのポータビリティを高めます。

Windows の絶対パスの場合、ドライブを表す文字とそのコロン (通常は C:) は file: プレフィックスに続き、それ以外の場合は Linux や MacOS のパスと同じです。

相対パスの例

file: プレフィックスの後のパスは、標準的な相対パスです。

{
  "dependencies": {
    "my_package_a": "file:../github/my_package_folder",
    "my_package_b": "file:../Downloads/my_package_tarball.tgz"
  }
}

Linux や MacOS の絶対パスの例

file: プレフィックスの後のパスは標準的な POSIX パスで、フォワードスラッシュ / で始まります。

{
  "dependencies": {
    "my_package_a": "file:/Users/my_username/github/my_package_folder",
    "my_package_b": "file:/Users/my_username/Downloads/my_package_tarball.tgz"
  }
}

Windows の絶対パスの例

file: プレフィックスの直後にドライブを表す文字があることに気を付けてください。

{
  "dependencies": {
    "my_package_a": "file:C:/Users/my_username/github/my_package_folder",
    "my_package_b": "file:C:/Users/my_username/Downloads/my_package_tarball.tgz"
  }
}

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