Version: 2019.3
言語: 日本語
アニメーションパラメーター
State Machine Behaviour

ステートマシンの遷移

ステートマシンの遷移により、巨大で複雑になったステートマシンを単純化し、ステートマシンのロジックを高度に抽象化することができます。

Animator ウィンドウには必ず Entry ノードと Exit ノードがあります。これらのノードは State Machine Transition で使用されます。

Entry ノードはステートマシン内での遷移開始時に使用します。Entry ノードは評価され、条件に従い移行先のステートに分岐します。このように、独自パラメータに設定されたステートをステートマシン開始時に評価することによって、Entry ノードはステートマシンを開始するステートをコントロールできます。

ステートマシンは常にデフォルトステートを持っているため、Entry ノードからデフォルトステートに分岐するデフォルトの遷移が常に存在している事になります。

ステートマシン開始時の遷移をデフォルトの 1 つだけ持つ Entry ノード
ステートマシン開始時の遷移をデフォルトの 1 つだけ持つ Entry ノード

Entry ノードから他のステートへの遷移を追加して、ステートマシンがさまざまなステートから開始するようにできます。

ステートマシン開始時の遷移を複数持つ Entry ノード
ステートマシン開始時の遷移を複数持つ Entry ノード

Exit ノードはステートマシンの終了状態を表すために使われます。

ステートマシンに含まれるサブステートはそれぞれ独立かつ完全なステートマシンとみなせます。このため、Entry ノードと Exit ノードを利用して親のステートマシンからサブステートマシンに遷移するフローをよりエレガントに制御することができます。

ステートマシン間の遷移とステート間の遷移を併せて使えるので、ステートからステートへの遷移、ステートからステートマシンへの遷移、ステートマシンから他のステートマシンへの直接の遷移をすべて同様に扱うことができます。

アニメーションパラメーター
State Machine Behaviour