State Machine Transition により、巨大で複雑になったステートマシンを単純化し、ステートマシンのロジックを高度に抽象化することができます。
Animator ウィンドウには必ず Entry ノードと Exit ノードがあります。これらのノードは State Machine Transition で使用されます。
Entry ノードはステートマシン内での遷移開始時に使用します。Entry ノードは評価され、条件に従い移行先のステートに分岐します。このように、パラメーターの状態をステートマシン開始時に評価することによって、Entry ノードはステートマシンを開始するステートを制御できます。
ステートマシンは常にデフォルトステートを持っているため、Entry ノードからデフォルトステートに分岐するデフォルトの遷移が常に存在している事になります。
Entry ノードから他のステートへの遷移を追加して、ステートマシンがさまざまなステートから開始するようにできます。
Exit ノードはステートマシンの終了状態を表すために使われます。
ステートマシンに含まれるサブステートはそれぞれ独立かつ完全なステートマシンとみなせます。このため、Entry ノードと Exit ノードを利用して親のステートマシンからサブステートマシンに遷移するフローをよりエレガントに制御することができます。
ステートマシン間の遷移とステート間の遷移を併せて使えるので、ステートからステートへの遷移、ステートからステートマシンへの遷移、ステートマシンから他のステートマシンへの直接の遷移をすべて同様に扱うことができます。