ゲームオブジェクトを選択するには、シーンビュー でそれをクリックするか、Hierarchy ウィンドウ でその名前をクリックします。複数のゲームオブジェクトを選択/選択解除するには、Shift キーを押しながらクリックするか、または、マウスでドラッグして複数のゲームオブジェクトを四角形で囲んで選択します。
選択したゲームオブジェクトとその子がシーンビューでハイライト表示されます。デフォルトでは、選択したものの輪郭はオレンジ色で、子の輪郭は青です。また、選択したゲームオブジェクトのワイヤーフレームを異なる色でハイライトすることもできます。これらの輪郭のハイライト色はすべて Unity の Preferences (macOS の場合は Unity> Preferences、Windows の場合は Edit > Preferences) から変更できます。
輪郭とワイヤフレームによる選択の視覚化に関する詳細は、ギズモメニュー を参照してください。
4 つのトランスフォームツールのうちの 1 つが選択されている場合、ゲームオブジェクトを選択すると、シーンビューにギズモも表示します。
ツールバーの左端のツールである ハンドツール はシーンをパンするためのものです。 移動、 回転、 拡大縮小、 Rect Transform、 トランスフォーム ツールは個々のゲームオブジェクトを編集するのに使用します。ゲームオブジェクトの Transform コンポーネントを変更するには、マウスを使ってギズモの軸を変更するか、インスペクターの Transform コンポーネントのフィールドに直接、値を入力します。
また、4 つの トランスフォーム モードを、それぞれショートカットキーで選択できます。W キーが移動、E キーが回転、R キーがスケール、T キーが矩形トランスフォーム、Y キーがトランスフォームです。
移動 (Move) ギズモの中心に、3 つの小さな四角形があり、平面上でゲームオブジェクトをドラッグするのに使用します (つまり、1 つの軸は動かさずに、2 つの軸をいっぺんに動かせます)。
移動 (Move) ギズモの中心で、シフトキーを押したままクリックやドラッグを行うと、ギズモは平らな四角形になります。平らな四角形は、ゲームオブジェクトをシーンビューのカメラが向いている方向に紐づけられた平面上で移動できることを示しています。
回転 (Rotate) ツールを選択すると、ゲームオブジェクトの周りに表示されたワイヤーフレーム状のスフィアギズモの軸をクリックアンドドラッグすることにより、ゲームオブジェクトを回転できます。移動ギズモと同様、最後に動かした軸は黄色になります。赤、緑、青のサークルは、移動モードで表示される赤、緑、青軸の周りで回転を行うものと考えてください (赤が x 軸、緑が y 軸、青が z 軸を表しています)。つまり、一番外側にあるサークルを使って、シーンビューの z 軸を中心にオブジェクトを回転させることができます。これはスクリーンスペース内の回転と考えることができます。
スケール (Scale) のツールを使用すると、クリックしてからギズモの中心の立方体上でクリックアンドドラッグすることで、一度にすべての軸に対して均等にオブジェクトを拡大縮小することができます。また、それぞれの軸を別々に拡大縮小することもできます。しかし、子ゲームオブジェクトがあるときは気を付けてこれを行う必要があります。なぜなら、その結果が予期しない結果になる可能性があるからです。
矩形トランスフォーム (RectTransform) は通常、スプライトや UI 要素 などの 2D 要素に使用されます。しかし、3D のゲームオブジェクトを操作するのにも便利です。RectTransform では移動、拡大縮小、回転が 1 つのギズモに備わっています。
2D モードでは、ギズモを使用してシーン内で Z 軸を変更することはできないので注意してください。ただし、ある種のスクリプト技術で、他の目的のために Z 軸を使用することが便利な場合があります。そのため、インスペクターの Transform コンポーネントで Z 軸を設定できるようになっています。
ゲームオブジェクトのトランスフォームに関する詳細は、Transform を参照してください。
トランスフォーム (Transform) は、移動 ツール、回転 ツール、スケール ツールの組み合わせです。 そのギズモには、移動と回転のためのハンドルがあります。ツールハンドルの回転 がローカルに設定されている場合 (下記参照)、 トランスフォームツールには、選択したゲームオブジェクトの拡大縮小のためのハンドルも用意されています。
プロジェクトでカスタムのエディターツールを使用している場合は、ゲームオブジェクトの配置を行うツールもあります。
カスタムツールにアクセスするには、シーンビューツールバーの Available Custom Editor Tools ボタンを右クリックします 。
詳細については、カスタムエディタツールの使用 を参照してください。
ギズモの処理位置切り替え は、すべてのトランスフォームツールのギズモの位置と、ギズモ自体を操作するハンドルを定義します。
左の Pivot/Center ボタンをクリックして、Pivot と Center を切り替えます。
右の Local/Global ボタンをクリックして、 Local と Global を切り替えます。
移動 ツールまたは トランスフォーム ツールを使用してギズモの軸をドラッグしながら、 Control キー (Mac では Command ) を押して Snap Settings (Edit> Snap Settings …) で定義された増分をスナップします。
移動 ツールを有効にし、中心をドラッグしながら、Shift と Control キー (Mac では Command ) を押しながら、ゲームオブジェクトを コライダー との交点へ素早くスナップします。
回転 ツールを有効にし、Shift と Control キー (Mac では、Command ) を押しながら、マウスカーソルで指した コライダー がついたゲームオブジェクトの表面上の点に向かって回転させます。
頂点スナップ を使用して、シーンをより素早く組み立てることができます。任意のメッシュの頂点を選択し、その頂点を選択したほかのメッシュの頂点と同じ位置に配置できます。例えば、頂点スナッピングを使って、レーシングゲームのロードの部分を正確に揃えたり、メッシュの頂点位置にパワーアップアイテムを配置することなどに利用できます。
頂点スナップを使用する手順は以下のとおりです。
メッシュを選択し、 移動 ツール、トランスフォーム ツールが有効であることを確認します。
V キーを押したままにすると、頂点スナップモードが起動します
ピボット点として使用したいメッシュ上の頂点にマウスのカーソルを合わせます
カーソルを頂点に合わせたらマウスの左ボタンを押したままにし、メッシュを別のメッシュ上の頂点の隣にドラッグします
うまくいったら、マウスのボタンと V キーを離します (Shift+V で、この機能のオンオフを切り替えることができます)
ノート 頂点から頂点、頂点から表面、ピボットから頂点へとスナップできます。
トランスフォーム ツールを使用している間は、Shift キーを押しながらスクリーンスペースモードを有効にします。 このモードでは、シーンではなく画面に表示されているようにゲームオブジェクトを移動、回転、スケールすることができます。