地形上に風(wind)のエフェクトを作成するには、Wind Zone コンポーネントで一つか複数のオブジェクトを追加します。ウィンドゾーン(Wind Zone)内の樹木はリアリスティックに生き生きとしなり、風そのものも脈打つビートに乗って動くので、木々の間に自然な動きのパターンが生まれます。
ウィンドゾーンオブジェクトは直接作成する(menu: GameObject > 3D Object > Wind Zone )こともできますが、すでにシーンにあるオブジェクトにコンポーネントを追加する(menu: Component > Miscellaneous > Wind Zone )方法も可能です。ウィンドゾーンのインスペクターには、風の挙動を制御するためのさまざまなオプションがあります。
Mode は Directional(ディレクショナル) や Spherical(スフェリカル) に設定できます。Directional モードでは風が地形全体に影響を与えます。Spherical の場合は、Radius(半径) プロパティーで設定された球状範囲内に風が吹きます。Directional ウィンドは樹木の自然な動きを作り出すのに適し、Spherical ウィンドは爆発などの特殊効果に適しています。
Main プロパティーは風の全体的な強さを設定しますが、Turbulence(乱気流) を使用すればこれにランダムなバリエーションを与えることができます。上述のとおり、脈打つビートのリズムをもって風が木々の上を吹くことで自然な効果が生まれるわけですが、このビートの強さと間隔を Pulse Magnitude(ビートの強さ) と Pulse Frequency(ビートの頻度) プロパティーで指定することができます。
風を使用する主たる目的は樹木に動きを与えることですが、External Forces モジュールを使用すれば、パーティクルシステムによって生成されるパーティクルに影響を与えることもできます。詳しくは パーティクルシステム( Shuriken ) のページを参照してください。