Velocity Over Lifetime モジュールを使うと、パーティクルの生存期間中の速度の制御を行えます。
このモジュールは、Particle System コンポーネントの一部です。新しい Particle System ゲームオブジェクトを作成するとき、または終了したゲームオブジェクトに Particle System コンポーネントを加えるとき、Unity は Velocity over Lifetime モジュールを Particle System に加えます。デフォルトでは、このモジュールは無効化されます。新しい Particle System を作成し、このモジュールを有効にするには、以下を行います。
このモジュールは Particle System コンポーネントの一部であるため、ParticleSystem クラスを通してアクセスします。ランタイムにアクセスし値を変更する方法については、Velocity over Lifetime モジュール API ドキュメント を参照してください。
このセクション内の一部のプロパティでは、異なるモードを使用して値の設定が行えます。使用可能なモードについての詳細は、Varying properties over time を参照してください。
プロパティ | 機能 |
---|---|
Linear X, Y, Z | X 軸、Y 軸、Z 軸のパーティクルのリニアの速度 |
Space | Linear X, Y, Z の軸がローカル空間かワールド空間のどちらを示すかを指定します。 |
Orbital X, Y, Z | X 軸、Y 軸、Z 軸の周りの粒子の環状の速度 |
Offset X, Y, Z | 環状パーティクルの環状の中心位置。 |
Radial | 中心位置から離れる、または中心位置に向かうパーティクルの半径方向速度 |
Speed Modifier | パーティクルの現在の移動方向に沿った、あるいは移動方向の周りの、パーティクルの速度に乗数を適用します。 |
特定の方向に漂うパーティクルを作成するには、Linear X, Y, Z のカーブを使用します。
ある中心位置の周りを回転するパーティクルを使った効果を作成するには、Orbital の速度値を使用します。さらに、Radiale の速度値を使用して、パーティクルを中心に向かって、または、中心から遠ざかるように移動させることができます。Offset の値を使うと、個々のパーティクルに対してカスタムの回転の中心を定義することができます。
また、このモジュールを使用して、パーティクルの方向に影響を与えずにパーティクルの速度を調整することできます。上記のすべての値を 0 にして、Speed Modifier の値を変更するだけです。
2018–03–28 修正されたページ
Speed Modifier プロパティは [2017.3] で Velocity over Lifetime モジュールに追加 (https://docs.unity3d.com/2017.3/Documentation/Manual/30_search.html?q=newin20173) NewIn20173
Orbital XYZ、Offset XYZ、Radial は Velocity over Lifetime モジュールに2018.1 で追加NewIn20181