Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
埋め込み Linux 用にコマンドラインでビルドする
QNX

埋め込み Linux プロジェクトを展開する

Unity は、埋め込み Linux のプレイヤーでは、SDL2 を使用してキーボード、マウス、ゲームパッドの入力を処理し、プレイヤーウィンドウと相互作用します。使用するグラフィックス API に応じて、SDL がユーザー空間から libEGLlibGLESv2 (OpenGL ES の場合)、または libvulkan (Vulkan の場合) を動的にロードする必要があります。

Wayland の設定

この設定は、Weston (Wayland 参照サーバー) を使用していることを前提としていますが、少し変更を加えれば同じ設定を別のコンポジターにも使用できます。

前提条件

これは、Wayland コンポジター (Weston) が実行中であり、それにより、環境変数 XDG_RUNTIME_DIR のリンク先のディレクトリにある Wayland ソケットがエクスポートされることを前提としています。

デスクトップシェルでの設定

デスクトップシェルでプロジェクトを展開するには、以下のことを行います。

  1. 環境変数 XDG_RUNTIME_DIR が正しいディレクトリに設定されていることを確認します。正しく設定されていない場合は、正しいディレクトリで export XDG_RUNTIME_DIR=/run/user/1000/ を実行します (/run/user/1000/ は Weston インストール用のデフォルトのディレクトリです)。
  2. Unity Player を実行します。

その他の情報

Unity は、デフォルトでは、物理ディスプレイと同じサイズのサーフェスを作成します。複数のサーフェスを 1 つの画面にレンダリングするなど、物理的なディスプレイ以外のサーフェスを使用する場合は、環境変数として UNITY_IVI_EXPORT_DISPLAYS を使用します。

例えば、export UNITY_IVI_EXPORT_DISPLAYS=1024x768@60,1920x1080@60 という設定では、Unity Display 1 には 1024x768 のサーフェスサイズ、Unity Display 2 には 1920x1080 のサーフェスサイズを使用します。

@60 は自動的に仮定されるため、@60 を省略して export UNITY_IVI_EXPORT_DISPLAYS=1024x768,1920x1080 を使用することもできます。

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