Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
Troubleshooting occlusion culling
Physical Camera による現実世界のカメラのシミュレーション

ビルトインレンダーパイプラインのレンダーキューとソートの動作

ビルトインレンダーパイプラインでは、オブジェクトのレンダリング順序は 2 つの方法に基づいています。オブジェクトがどのレンダーキューにあるか、そのレンダーキュー内で Unity がオブジェクトをどのようにソートするかです。

レンダーキュー

Unity はオブジェクトをレンダーキューと呼ばれるグループにソートします。1 つのレンダーキューのコンテンツから次のレンダーキューのコンテンツへと順番にレンダリングしていきます。

Unity には以下の名前のレンダーキューがあり、以下の順序でレンダリングします。

名前 人差し指 説明
Background 1000 このキューは、シーンの背景に描画するものすべてに使用します。
Geometry 2000 このキューは、不透明なジオメトリに使われます。これはデフォルトのキューです。
AlphaTest 2450 このキューは、アルファテストを行うジオメトリに使用します。アルファテストを行うオブジェクトは、完全に固形のオブジェクトを描画した後にレンダリングしたほうがより効果的であるため、Geometry キューの後になっています。
Transparent 3000 このキューは、アルファブレンド (深度バッファに書き込まないシェーダー) すべてに使用します。例えば、ガラスやパーティクルエフェクトなどです。
Overlay 4000 このキューは、レンズフレアなど、他のすべての上にレンダリングされる効果に使用します。

スカイボックスマテリアルは特殊なケースであるため注意してください。Unity はスカイボックスマテリアルをすべての不透明なジオメトリの後 (キューインデックス 2500 の後)、すべての透明ジオメトリの前 (キューインデックス 2501 の前) に描画します。

レンダーキュー内のソート動作

各レンダーキュー内で、Unity はカメラからの距離に基づいてオブジェクトをソートして描画します。ソート動作は、レンダーキューのインデックスによって異なります。

  • インデックスが 2500 (Geometry + 500) までのキューの場合、デフォルトで OpaqueSortMode.FrontToBack で定義された動作を使用して、これらのキューのレンダラーをソートします。
  • インデックスが 2501 以上のキューの場合、Unity はデフォルトで TransparencySortMode.Default で定義された動作を使用して、これらのキューのレンダラーをソートします。
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