UnsignedIntegerField

UnsignedIntegerField を使用すると、符号なし整数を入力することができます。符号なし整数は、0 から 4294967295 の範囲の負ではない整数を符号化する 32 ビットのデータです。プレースホルダーテキストを設定して、ユーザーに入力内容のヒントや指示を与えることができます。また、入力したデータが特定の要件を満たしていることを確認するために、検証用の関数を追加することもできます。

ノート: UnsignedIntegerField を Inspector ウィンドウの他のフィールドに揃えるには、.unity-base-field__aligned USS クラスを適用します。詳細については、BaseField を参照してください。

UnsignedIntegerField の作成

UI Builder、UXML、または C# で UnsignedIntegerField を作成できます。以下の C# コードは UnsignedIntegerField を作成します。

var unsignedIntegerField = new UnsignedIntegerField();

プレースホルダーテキストの設定

要素のプレースホルダーテキストを設定できます。フォーカスされているプレースホルダーテキストを非表示にすることもできます。

ノート: 要素に値を設定すると、プレースホルダーテキストは表示されません。UI Builder で値の設定を解除するには、要素の Inspector タブの Value フィールドを右クリックし、Unset を選択します。

C# では、placeholder プロパティと hidePlaceholderOnFocus プロパティを textEdition で使用します。

myElement.textEdition.placeholder = "Enter your value here";
myElement.textEdition.hidePlaceholderOnFocus = true;

プレースホルダーテキストのスタイルを設定するには、.unity-base-text-field__input--placeholder USS セレクターを使用します。

入力テキスト選択のカスタマイズ

入力テキストはデフォルトで選択可能です。selectAllOnMouseUP や selectAllOnFocus などの選択に関する動作をカスタマイズできます。

C# では、textSelection を使用して設定します。

myElement.textSelection.selectAllOnMouseUp = false;
myElement.textSelection.selectAllOnFocus = false;

例

以下の UXML 例は、UnsignedIntegerField を作成します。

<UXML xmlns="UnityEngine.UIElements" xmlns:uie="UnityEditor.UIElements">
    <UnsignedIntegerField label="UXML Field" name="the-uxml-field" />
</UXML>

以下の C# の例は、UnsignedIntegerField のカスタマイズ可能な機能の一部を示しています。

/// <sample>
// Get a reference to the field from UXML and assign a value to it.
var uxmlField = container.Q<UnsignedIntegerField>("the-uxml-field");
uxmlField.value = 42;

// Create a new field, disable it, and give it a style class.
var csharpField = new UnsignedIntegerField("C# Field");
csharpField.SetEnabled(false);
csharpField.AddToClassList("some-styled-field");
csharpField.value = uxmlField.value;
container.Add(csharpField);

// Mirror the value of UXML field into the C# field.
uxmlField.RegisterCallback<ChangeEvent<uint>>((evt) =>
{
    csharpField.value = evt.newValue;
});
/// </sample>

この例を Unity でライブ体験するには、Window > UI Toolkit > Samples の順に移動します。

C# の基本クラスと名前空間

C# クラス: UnsignedIntegerField
名前空間: UnityEngine.UIElements
基本クラス: TextValueField_1

継承された UXML 属性

この要素は基本クラスから以下の属性を継承します。

この要素は VisualElement から以下の属性も継承します。

USS クラス

以下の表は、すべての C# パブリックプロパティ名と、それに関連する USS セレクターのリストです。

Inspector または UI Toolkit Debugger の Matching Selectors セクション を使用して、階層のすべてのレベルで VisualElement のコンポーネントに影響する USS セレクターを確認することもできます。

追加リソース

• IntegerField