Version: Unity 6.0 (6000.0)
言語 : 日本語
IntegerField
LayerField

ラベル

Label は、テキストの表示に使用できるテキスト要素です。Label を使用して、コントロールのタイトルや説明を表示できます。

Label の作成

Lable は、UI Builder、UXML、または C# で作成できます。以下の C# の例では、テキスト “Hello World” で Label を作成し、フォントサイズ、フォントスタイル、テキスト整列、色を設定します。

var label = new Label("Hello World");
label.style.fontSize = 14;
label.style.unityFontStyleAndWeight = FontStyle.Bold;
label.style.unityTextAlign = TextAnchor.MiddleCenter;
label.style.color = Color.red;

以下は UXML で Label を作成する例です。

<UXML xmlns="UnityEngine.UIElements" xmlns:uie="UnityEditor.UIElements">
    <Label text="UXML Label" name="the-uxml-label" />
</UXML>

以下の C# の例では、 Label のカスタマイズ可能な機能の一部を示しています。

/// <sample>
// Get a reference to the label from UXML and update its text.
var uxmlLabel = container.Q<Label>("the-uxml-label");
uxmlLabel.text += " (Updated in C#)";

// Create a new label and give it a style class.
var csharpLabel = new Label("C# Label");
csharpLabel.AddToClassList("some-styled-label");
container.Add(csharpLabel);
/// </sample>

この例を Unity でライブ体験するには、Window > UI Toolkit > Samples の順に移動します。

C# 基本クラスと名前空間

C# クラス: Label
名前空間: UnityEngine.UIElements
基本クラス: TextElement

継承された UXML 属性

この要素は基本クラスから以下の属性を継承します。

名前 説明
binding-path string バインドされるべきターゲットプロパティのパス。
display-tooltip-when-elided boolean true の場合、ツールチップは省略されたテキストの完全なバージョンを表示し、以前にツールチップが提供されていた場合は、それを上書きします。
emoji-fallback-support boolean テキストのレンダリング時にシステムが絵文字を検索する順序を指定します。この設定を有効にすると、グローバルな絵文字フォールバックリストが最初に検索されて、Unicode 14.0 標準で絵文字として定義されている文字が検索されます。
enable-rich-text boolean false の場合、リッチテキストタグは解析されません。
focusable boolean 要素がフォーカス可能である場合は true。
parse-escape-sequences boolean エスケープシーケンスをそのまま表示するか、それが表す文字に置き換えて表示するかを指定します。
tabindex int フォーカスリング内でフォーカス可能なものをソートするために使用される整数。0 以上に設定する必要があります。
text string 表示されるテキスト。

この値を変更すると、暗示的に INotifyValueChanged_1.value セッターが呼び出され、文字列型の ChangeEvent_1 が発生します。

この要素は VisualElement から以下の属性も継承します。

名前 説明
content-container string 子要素はそれに追加されますが、通常は要素自体と同じです。
data-source Object この VisualElement にデータソースを割り当て、継承されたデータソースをオーバーライドします。このデータソースはすべての子に継承されます。
data-source-path string データソースから値へのパス。
data-source-type System.Type この VisualElement に割り当て可能なデータソースのタイプ。

この情報は、設計時に有効なデータソースを指定できない場合に、データソースパスフィールドを補完するヒントとして UI Builder でのみ使用されます。
language-direction UIElements.LanguageDirection 要素のテキストの向きを示します。値は要素の子に伝播されます。

languageDirection を RTL に設定すると、テキストの反転と改行/折り返しの適切な処理による、右から左へ (RTL) の基本サポートが追加されます。ただし、包括的な RTL サポートは提供されません。これには、文字の並べ替えを含むテキストシェーピングと OpenType フォント機能のサポートが必要になるためです。将来のアップデートでは、言語、スクリプト、フォント機能の仕様を処理するための追加の API を含む、包括的な RTL サポートが予定されています。

このプロパティの RTL 機能を拡張するには、Unity Asset Store で入手可能なサードパーティ製のプラグインを探し、ITextElementExperimentalFeatures.renderedText を利用してください。
name string この VisualElement の名前。

このプロパティを使用して、特定の要素を対象とする USS セレクターを記述します。要素には一意の名前を付けるのが標準的です。
picking-mode UIElements.PickingMode mouseEvents または IPanel.Pick クエリの間にこの要素を選択 (ピック) できるかどうかを決定します。
style string VisualElement スタイルの値を設定します。
tooltip string ユーザーが要素をマウスオーバーした後、わずかな時間、情報ボックス内に表示するテキスト。これはエディター UI でのみサポートされます。
usage-hints UIElements.UsageHints VisualElement の高レベルの使用パターンを指定するヒント値の組み合わせ。このプロパティは、VisualElement がまだ Panel の一部でない場合にのみ設定できます。Panel の一部になると、このプロパティは事実上読み取り専用となり、変更しようとすると例外がスローされます。適切な UsageHints を指定することで、予想される使用パターンに基づいて、特定の操作をどのように処理するか、または高速化するかについて、システムがより適切な判断を下すようになります。これらのヒントは動作や視覚的な結果には影響しませんが、パネルとその中の要素の全体的なパフォーマンスにのみ影響することに注意してください。常に適切な UsageHints を指定することを考慮することをお勧めしますが、特定の条件下 (例えば、ターゲットプラットフォームのハードウェア制限など) では、いくつかの UsageHints が内部的に無視される可能性があることに留意してください。
view-data-key string ビューデータの永続性 (ツリーの展開状態、スクロール位置、ズームレベルなど) に使用されます。

このキーは、ビューデータストアからビューデータを保存およびロードするために使用されます。このキーを設定しないと、関連する VisualElement の永続性が無効になります。詳細については、ビューデータの永続性を参照してください。

USS クラス

以下の表は、すべての C# パブリックプロパティ名と、それに関連する USS セレクターのリストです。

C# プロパティ USS セレクター 説明
ussClassName .unity-label この型の要素の USS クラス名。
ussClassName .unity-text-element この型の要素の USS クラス名。
selectableUssClassName .unity-text-element__selectable 選択可能なテキスト要素の USS クラス名。
disabledUssClassName .unity-disabled ローカルで無効な要素の USS クラス名。

Inspector または UI Toolkit Debugger の Matching Selectors セクション を使用して、階層のすべてのレベルで VisualElement のコンポーネントに影響する USS セレクターを確認することもできます。

追加リソース

IntegerField
LayerField